STEP5. 洗面所
【アメニティーグッズ・試供品から処分】
洗面所のメインの片づけ場所は「洗面台」。
「鏡の裏や洗面台下の収納には、いろいろなものが入っています。まずは試供品、ホテルのアメニティーグッズ、使用感がいまひとつの化粧品を処分」
使っていない洗剤類のボトルも処分しやすいもののひとつ。
「一度使ってみて『思っていたのと違う……』となると、もうその洗剤は使わないはず。どこかのお掃除に使い切って捨てるか思い切って処分を。なくなっても困らないはずです」
ちなみに、洗面所に洗剤類を増やさないためには次のようなコツがある。
「私の場合、住宅用洗剤はマルチクリーナー1本のみを使っています。“〇〇用”という部分専用洗剤や、大容量ボトルのものを買わずにいれば、場所を取られずにすみます」
〜まずはコレ捨て!〜
●試供品、アメニティー
●使いかけの洗剤
●古いスキンケアアイテム
STEP6. 押し入れ・納戸
【最難関エリアは“捨てぐせ”が身についてから】
押し入れや納戸はモノが多く、気が乗らないエリアNo1だ。
「家電や靴、おもちゃなどの箱や段ボール。空き箱はスペースをとってしまうので、まず処分を。紙袋は、『この紙袋に入る分だけ』と決めたものだけを保存し、残りはカットして棚や引き出しを仕切るボックスにしてもいい」
また、趣味のアイテムも片づけやすいもののひとつ。
「今後、やる機会がなさそうな趣味のものは整理を。全部を処分するのが難しい場合は、5箱あるうちの1箱だけ取っておくといった具合に進めていくといいと思います」
年賀状やクリスマスツリーのような季節の飾り物も片づけの対象に。
「年賀状も洋服と同じように期限を決めて。季節の飾り物は、子どもが巣立つとほとんど出番がなくなるものです。わが家では100円ショップでハロウィンやお正月の飾り物を2つだけ買い、使用後は処分しています」
10年、20年使っていないものが詰め込まれていないかチェックを!
〜まずはコレ捨て!〜
●箱・紙袋類
●年賀状
●季節の飾り物
●趣味の道具
捨て力に自信をつける!スモールステップ
ステップ1. 化粧ポーチ
使っていないアイシャドーや口紅などは捨てやすいものの代表格。小さな化粧ポーチを片づけることが家という空間を片づけるための自信につながる。
ステップ2. ペン立て
インクが出なくなったペンやスーパーの景品でもらったボールペン、切れ味の悪いハサミetc.。ギュウギュウに押し込まれているペン立てには意外と不用なものが入っている。
ステップ3. “小さな”引き出し
洗面台やドレッサー、チェストなどの小さな引き出しも片づけの第一歩にふさわしい場所。小さければ、5分あれば中身を全部出して取捨選択をすることができる。
教えてくれたのは……整理収納アドバイザー 阿部静子さん ●旅行会社の添乗員や航空会社地上職を経てフリーアナウンサーとして活動。49歳のときの体調不良をきっかけに整理収納アドバイザーの資格を取得。片づけメソッド講座は5年間で6000人以上が受講。著書に『ハンカチは5枚あればいい』(すばる舎)
ブログ●https://ameblo.jp/shizuko-happylife/
〈取材・文/熊谷あづさ〉