「私って、サバサバしているから”という言葉の裏には、“自分をわかって。受け止めて”という思いが隠れています。つまり、劣等感が強くて、自分で自己をきちんと受け止められていないから、人に認めてもらうことで、安心したいのです。
自分を肯定できている人は、むやみに人に自己アピールはしないものです。特に、自分の女性としての魅力にコンプレックスを抱いている人は多いでしょう。だから、“サバサバ=男っぽい女”という都合のいい解釈で、女らしさを捨て、自分のポジションをつくろうとする人も。
また傷つかないために、女性らしさを封印しているところも。そういう人は、“女子とは気が合わない”など、『女性の敵』となるような発言をすることも少なくないでしょう。その言葉の裏には、女性として魅力あふれた人に対して、うらやましさを感じている部分もあるでしょう」
「相手のイジリにマジで返す」
自サバの女への対処法、反撃することはできる?
「どんな間柄かにもよりますね。基本は、“同じ土俵に上がらない。相手にしない。聞き流す。でも、会社や取引先の上司の場合は、相手を肯定してあげると、優しくなることも」
自サバ女は、劣等感が強く、本当は人に認められたくて仕方がない。
「お世辞までは言わなくても、相手のいいところを見つけて褒めてあげると、優しくなることも。ただ、劣等感の強いタイプは、嫉妬心も強く、相手が優しくなったとしても、距離感には気をつけたほうがいい。
距離が近すぎると、嫉妬心から足を引っ張られることもあるので注意。自サバ女の標的になり、“他人(女性)を落として、自分の価値を上げようとする手段”に使われそうなときは、“相手のちゃかし・イジりにマジで返して、かわす”という手も」
漫画では飲み会でオシャレと褒められた女性に対し、主人公が女を出したかいがあったとばかにした。すると女性は「お気に入りの服を着てきただけですが、下品でしたか?」と返し、黙らせた。
「ただ、関わるほどイライラするので、関わらないに越したことはないでしょう……」
あなたの周りにもきっといる自サバ女。離れるか、戦うか……。
初出:週刊女性2021年11月9日号/Web版は「fumufumu news」に掲載