目次
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ー “今どきの若いモンは”を言われた過去
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ー 人とのつながりの大切さ

「誰に対しても態度をまったく変えない。若い人に対しても自分から話しかけていく。その姿勢はすごいなと思います」

『WOWOWオリジナルドラマ 今どきの若いモンは』で“究極の上司”石沢一役を演じる反町隆史。理想の上司像にドラマ『相棒』で共演する水谷豊(69)を挙げた。

「人間として憧れます。僕自身は顔色を見ちゃうタイプなので話しかけられない。『相棒』はゲストも多く、年代も幅広い。その方々に自然体で話しかけている姿に敬服するばかりです」

“今どきの若いモンは”を言われた過去

『今どき――』はツイッターで人気になった原作漫画をドラマ化。石沢が若手社員たちに向かって放つ口癖がタイトルになっている。

反町隆史 撮影/矢島泰輔 
反町隆史 撮影/矢島泰輔 

ドラマではいろんなテーマがあって必ずしも否定的じゃないニュアンスに変わっています。

 “今どきの若いモンは”というセリフは、昔も今もこれから先の時代でも言われることだと思います。

 僕自身も過去には言われたことがあっただろうけど気にしていなかった。だから何なの?と思っていた部分もあったかな(笑)。それが“今どきの若いモンは”だったんじゃないかと思います」


 一見、強面の石沢だが部下への目配り、気配りがにじむ。

石沢の多くを語らず必要なことだけを言うキャラクターが魅力です。石沢の過去も描かれているので理想の上司にどう変わったのかイメージができ演じやすかったです」

 ドラマにも登場するネットへの順応性は役柄同様に低めという。

「若い人たちがパソコンを簡単に扱えるのはすごいと思う。ネット検索は僕らが若いときにはなかった。今は答えがすぐにわかるけど、それにたどり着くまでに苦労した。ストレートに得られないから調べて遠回りしたけど、それが自分のものになっていったと思います。僕自身はエゴサーチもしないし、SNSもしません。何もしないのが僕のいいところなんです(笑)」