正直大変なときもある!だからこそ楽しい仕事を請けよう!

 フリーランスとひと言でいっても、生活スタイルや収入などは人や職種によってさまざま。

 私のようなデザインやイラストなどの業種は超有名とかでない限り、そんなに目立って儲けている話はあまり聞いたことないかも。バリバリ稼ぎたい人はみな会社を設立しています。

 仕事の請け方も人によってです。私なんかは来た仕事からやりたさを優先して請けてますが、自ら営業をかけて金額優先で請ける人ももちろんいます。

 私の仕事の場合はお客さんの活動時間がバラバラ。9時に電話をかけてくる人もいれば、23時にメールをしてくる人も。

 元気だった身近な人が急に亡くなったりするような年頃になって、自分もいつか死ぬんだよなあって思うと、つまらない感情を持つ時間をなるべく短くしたいと思いました。

 長丁場になることが多い業種なので、長時間やっててもずっと楽しい!みたいな案件を優先して請けています。

でも食いつなげてれば大成功〜!

「今月はあんまり忙しくないぞやったー!」なんて素直に喜んでるフリーランスはいない。いたらのんきか、アホか、ほんとは働かなくていいほどの金持ちです。

 忙しくなかったら、そりゃあうれしいけど、忙しくないってことは、仕事がない、仕事がないってことは、売り上げがないってことです。

 その逆で、ここ3か月は仕事たくさんでお金に余裕があるぞ!さあ、パーッと使おう!ってことにもならない。だって、お金使う時間もないんだもん。私たちはいつ幸せになるんだろう!(泣)

フリーの人にもそうじゃない人にも笑いながら勇気もらえます!!

 出版業界で人気のデザイナー&イラストレーターである著者が、独身フリーランス女子の実態をすべて、ぶっちゃけます。「営業しない」「後悔しない」をモットーに、イラストとマンガ、写真、エッセイで赤裸々に告白。思わずツッコミたくなる、フリーランスの日常がまるわかりです。はたして、天国か、地獄か?だらだら読んだら、いつの間にかほっとする本です。

『フリーランスの生活をぶっちゃけてみました。』
大塚さやか (著)/内外出版社  1430円

 教えてくれたのは…デザイナー・イラストレーター 大塚さやかさん ●1977年、茨城県生まれ。独身。お酒と山をこよなく愛すフリーランスのデザイナー&イラストレーター。東京工芸大学芸術学部デザイン学科卒業。デザイン事務所や編プロ、出版社を転々として、29歳でフリーランスになる。大手から中小出版社まで、書籍の装丁、雑誌のイラスト、マンガの仕事をこなす。

〈文/大塚さやか〉