前任校の卒業生男子は、
「ほんまにヤバい先生でした」と振り返る。
「教室で膝の上に女子を乗せて喜んだり、廊下の真ん中で女子のうしろから覆いかぶさるようにハグしたまま歩いていることもありました。先生がこんなことしていいんかな、と思いましたが、先生を注意するわけにもいかないので。女子は“すぐ触ってくるからキモい”と言っていた。僕らは陰で福原のことを“セクハラ”と呼んでいました」(同男子)
身長170〜175センチ前後のやせ型。いつもスーツ姿で男女差別がひどかったという。
男子生徒にはヤクザみたいに怒鳴る
「男子にはすぐ怒鳴るんです。“おい、廊下を走るな!”“しゃべんな!”とか野太い声で威圧してヤクザみたいでした。変なことでキレることもあって、同じことを女子がやっても怒らないんです」
と別の卒業生男子。複数の卒業生やその保護者によると、ほかにも女子児童と肩を組んだり、髪の毛を触ったり、手をつないだり。
「触られた女子はふざけて応じていたけど、本当は嫌だったんじゃないかな。人前でハグされたり、膝の上に座らされて恥ずかしそうだったから。最初に逮捕されたとき、カメラを設置した理由を“指導目的”と言っていると報じられましたが、絶対ウソだと思っていました。給食の時間、赤いカメラで女子を撮影していることもありました」(別の教え子)
女子児童への過剰なスキンシップは保護者のあいだでも問題視され、学校に対処を迫る保護者もいたという。
今春の異動直前、福原容疑者はなぜか頭髪を丸刈りに。児童には「夏が来たら暑くなるけ」と説明したらしい。
三次市内の賃貸アパートでひとり暮らし。2DKで家賃は月約5万〜6万円。フロントグリルがいかつい白色の国産ミニバンで学校に通っていた。
同じアパートの住人はこう話す。
「教師とは知らなかった。たまに男友だちが遊びに来ていて、酒を飲んでいる様子もないのに夜から朝までずっとしゃべっていた。おしゃべりが好きなのか、帰宅するときもスマホをスピーカーフォンにしてしゃべりながら歩いていた。風呂でもスピーカーフォンで話していて室外まで声が響いていた」
女性が訪ねてくるのは見たことがないという。
今春、転任したばかりの勤務校でもさっそく悪評が立った。
「女の子によくボディータッチしとったらしい。新学年から2か月ちょっとで担任交代になった子どもたちはかわいそうだが、早い段階で犯行に気づけたのはよかった。事件発覚後、前任校の保護者から福原容疑者を問題視する声が三次市教委まで上がっていたと知り、どうしてそんな大事な情報をこっちに伝えてくれなかったのか信じられない」
と在校生の保護者。