YouTubeで『マーブルガム』が話題に
昨今は、昔懐かしい駄菓子のひとつとしても、丸川製菓のガムに注目が集まっている。
「雑誌やYouTubeなどで、『マーブルガム』や『フィリックスガム』を取り上げていただく機会が増えました。ばんそうこうや巾着などにデザインを使用したコラボ商品も発売されています」
時代に合わせた試みも。
「『まいガム工房』というサイトでは、オリジナルパッケージの『マーブルガム』を作成することができます。手持ちの写真や絵をデザインできるので、ペットの写真を入れたり、気軽なご挨拶として配りたいときにおすすめです」
このようにあの手この手で、ガム業界の縮小にも、少子化にも負けずに、売り上げを維持しているという。
「『子どもが手軽に買える商品』がマルカワのコンセプト。その基本を守って、堅実にガムを作り続ける一方で、こまごまと新しい試みも取り入れてきたことがよかったのでは、と思っています」
子どもたちを喜ばせたい。その思いが詰まったガムは、日本、世界を問わず、今後も愛され続けていくだろう。
取材・文/中西美紀