ホットプレート料理で無理せず節約
夕食には、家族が喜ぶホットプレートを使った料理を作ることも多い。ホットプレートなら調理の時短ができ、疲れているときも、外食の誘惑を抑えることができる。
「ホットプレートを使えば、肉を少なめにし、野菜やご飯でかさ増ししても、見た目が豪華で満足感があります」
最近、家族に好評なのはステーキ専門店「ペッパーランチ」風のレシピ。プレートの中央にご飯をのせて、その周りに牛肉を並べて焼き、焼き肉のタレで食べる。ほかに「チーズタッカルビ」といって、野菜と鶏肉を炒めてチーズを絡めて食べる料理は、夫も子どもも大好物。
プレートを「たこ焼きプレート」に変えて作る、焼き小籠包もよく登場する。皮は大判の餃子の皮が残っていれば代用する。中身は下味冷凍しておいたひき肉を使う。
「手軽に作れる焼き小籠包は、ホットプレートだと熱々が食べられて好評ですね」
外食に行かなくても済むように、りささんが工夫しているのが、夫が大好きな「モスバーガー」の人気商品にそっくりなライスバーガー。
「作り方はいたって簡単。ご飯にしょうゆとみりん、ごま油を混ぜて、びんのふたで型を抜き、フライパンで焼きます。お金をかけずに自宅で外食の雰囲気を楽しめます」
食費を抑えてお金が貯まり、好きなことに使えるようになった。
「節約をしてよかったと思うことは、家族旅行に頻繁に行けるようになったこと。息抜きができ、節約へのモチベーションがさらに上がる好循環になりました!」
【りさ流 食費節約ポイント】
〈1〉買い出しは2週間に1回
買い物は頻繁に行かないで、2週間に1度、6000~7000円の予算でまとめ買いをしている。買い物に行く回数が減れば、無駄な商品を買わなくて済む。スーパーが安売りをしている土曜日に行くようにしている。
〈2〉「〇〇の素」は買わない
合わせ調味料や加工小麦粉はなくても作れるので、買うと無駄な出費に。麻婆豆腐なら家にあるテンメンジャンやコチュジャンなどを活用。天ぷらを作るときは薄力粉や片栗粉、マヨネーズ、酢を使って衣を作り、サクサクに仕上げる。
〈3〉肉と魚はすぐ下味処理
買い物から帰ってきたらすぐに、食材の下処理を。肉はさまざまな用途で使えるように小分けにしたり、下味をつけて冷凍保存する。魚はキッチンペーパーで水分をふき取り、1切れずつラップに包んで保存している。
お話を伺ったのは……
愛知県在住のインスタグラマー(24歳)。
夫と3歳の息子の3人家族。現在はパートだが、夫婦ともに飲食店で働く。インスタグラムで料理や下味冷凍、節約ワザについて発信。フォロワー数は2.8万人。
取材・文/樫野早苗、松澤ゆかり