所属していた音楽ユニット『D☆DATE』のライブ直前に引退を伝えたこともあり、事務所スタッフは戸惑っていたという。
「これからステージで頑張ろうとみんなでレッスンをしているところだったので、そりゃドン引きしますよね(笑)。ライブ終了後に改めて所属事務所と話し合う場を設けてもらい、決まっていた仕事をすべてこなして、1年近く時間をかけて引退させていただきました」
引退後は各地を転々とし、現在はバーで
引退後は父親が経営する電子部品の会社に入社。会社の別部門として、六本木にしゃぶしゃぶ店をオープンさせたが苦戦した。その後、父の会社からも離れ、沖縄でバーをオープンすることに。
「沖縄のバーもうまくいかなくて東京に戻ろうとしたときに、俳優仲間だった仁科克基くんに“(現在のバーの)オーナーと一緒に仕事をしてみたら?”とアドバイスを受けたんです。もともとオーナーのことは以前から知っていて“すごい人だな”と思っていたので、現在のバーを紹介してもらい浜松に移ることに決めました」
オーナーからは、日々大きな刺激をもらっているようだ。
「人として信用できるのはもちろん、いろいろな面白いアイデアをどんどん思いつくんです。この人と一緒なら、笑って人生を過ごせるなと思ったのと同時に、しゃぶしゃぶ店や沖縄のバーを経営していたころの僕はいかに低レベルな経営者だったか、ということに気づかされました」
現在は浜松でバーの店長を務めているが、オトナが楽しめるラグジュアリーなバーベキュー施設を、来春のオープンを目指して市内に建設中だという。多くの人から刺激をもらうためにTikTokでの配信も始めるなど、今年に入り活動の場を広げている。
「『文春オンライン』での写真が、俳優時代とすごくギャップがあったみたいで、太ってからのほうが仕事は増えていますね。今年の8月には仁科克基くんプロデュースの朗読劇にも出させていただいたし、この体形を活かしたダイエット企画にも挑戦中です(笑)。TikTokは静岡県外の視聴者も多いので、なかなかお店に来ることができない人のために今回オフ会を開くことにしたんです」
バーの店長ということもあり、生活はすっかり昼夜逆転。
「夕方の6時ごろに店に入り、朝5時ごろまで勤務。閉店してから朝7時ごろまではTikTokの配信をしているし、その後もドラマなどをチェックすると朝9~10時ぐらいになってしまう。そこから寝るので起きるのは夕方前。こんな生活をしているので、今は彼女もいません」
恋愛からは少し遠ざかっているが、決して寂しくはないという。
「今は恋愛より友達の輪を広げるほうが楽しいですね。TikTokを始めたときは“47都道府県に彼女を作る”と宣言したのですが、47都道府県に友達を作ってどこに行っても楽しめる環境を作れたらいいなと思っています。オフ会も友達づくりの一環。12月にも大阪でオフ会を行うので、興味を持ってくれた方は男女関係なくぜひ遊びに来てください!」