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ー 甲斐享を演じた成宮寛貴の復活がカギ

 

 10月12日から放送がスタートしているドラマ『相棒season21』(テレビ朝日系)。初代相棒の寺脇康文が演じる亀山薫が復帰し、高視聴率を記録しているが、安泰といった状況ではなさそうだ。

「第1話の関東地区の平均世帯視聴率は17・3%でしたが、11月2日に放送された第4話では13・7%。4話すべてで2桁視聴率を記録していますが、シーズン通しての平均視聴率が20%を超えたこともあった人気シリーズと考えると物足りない印象です」(スポーツ紙記者)

 これまで4作品が公開された劇場版の集客も下降ぎみ。

「'08年に公開された1作目の興行収入は44・4億円でしたが、右肩下がりで落ちていき、4作目では19・2億円と20億円を切っていました」(同・スポーツ紙記者)

甲斐享を演じた成宮寛貴の復活がカギ

 相棒に亀山が戻ってきたことで、新作も期待されるが、起爆剤となる計画がある。

水谷豊さんは歴代の相棒が全員登場する映画を作りたいと思っているようです。反町隆史さんが相棒だったシーズン14~20の間にその計画があったそうですが、コロナ禍も影響して断念したみたいです」(製作会社関係者、以下同)

 全員集合となれば、あの“お坊ちゃま”の再登場も─。

「3代目相棒のカイトこと甲斐享を演じた成宮寛貴さんが復帰するという話もあります。成宮さんは'16年に薬物使用疑惑が報じられ、疑惑は否定しつつも芸能界を引退。現在は平宮博重としてアクセサリーのプロデュースなどを行っています」

引退前に使用していたインスタグラムの最後の投稿は『相棒』についてファンに呼びかけるものだった
引退前に使用していたインスタグラムの最後の投稿は『相棒』についてファンに呼びかけるものだった

 成宮が演じた甲斐は傷害事件に関与して逮捕され、懲戒免職。設定上、ほかの相棒と同じような登場は難しいが、復帰の可能性を閉ざしていないことは番組からうかがえる。

引退後も回想シーンや写真では登場したことがあり、シーズン21の公式ホームページのキャスト一覧にも記載されています。杉下右京の元妻役で、'16年に大麻取締法違反で逮捕された高樹沙耶さんが載っていないことを考えると、成宮さんは戻れる状態ではありそうです。逮捕されたわけではないですし、テレビとは違い、映画であればスポンサーも関係ないので、実現する可能性は高そうですね

放送中のシーズン21の相関図。左下に成宮の写真と名前が載っている(番組公式HPより)
放送中のシーズン21の相関図。左下に成宮の写真と名前が載っている(番組公式HPより)

 すでに出演に向けての動きはあるようだが……。

成宮さんには事務所などに一定期間所属してもらい、出演させる方向で話を進めているようです。水谷さんは“右京とカイトの再会をどうしても”と望んでいるのですが、成宮さんはほかの俳優さんたちの目が怖くて一歩踏み出せないようです」(成宮の知人)

 引退時には“今すぐ芸能界から消えたい”とコメントしていた成宮。最近のSNSには近況を投稿しているが……。

 成宮の出演について、テレビ朝日に問い合わせしたところ、

「今後に関しましては、何も決まっておりません」

 との回答だった。

 急浮上したカイト復帰プラン。かつてのファンもリターンさせることができるか。