日常の気になる疑問を解決!冬のゴキブリは何をしているの?知って楽しいおもしろ雑学を友達や家族にも教えてあげよう。
知って楽しい!おもしろ雑学
Q. 冬の間はゴキブリをあまり見ない。どこでなにをしているの?
A. ゴキブリのお腹と背中が壁にくっつく狭い場所で越冬しています。(アース製薬株式会社)
できれば会いたくないゴキブリ。冬になるとあまり見なくなるが、どこにいるのだろう。ゴキブリの生態に詳しいアース製薬に聞いた。
「一般家庭でよく見かけるゴキブリはクロゴキブリという種類。屋外と家の中を行き来して生息していて冬の間は主に外で『休眠』という活動をしない状態で越冬するため、見かけることが少ないのです。
しかし、なかには家の中で冬を越すクロゴキブリも。家具と壁の間など、お腹と背中が物にくっつくくらい狭い隙間に潜んでいるので、大掃除のときには注意しましょう」(広報担当者、以下同)
目にする機会が減るのは喜ばしいが、冬の間にひっそり繁殖する場合もあるのだとか。
「クロゴキブリの冬を越した卵は本来春に孵化(ふか)するのですが、暖房や加湿が効いた室内では冬に孵化することも。卵を産みつけやすいのは『暗い・暖かい・狭い』場所なので、キッチンのシンク下や家電の裏は注意が必要です」
冬も隠れてゴキブリの子どもが生まれているなんてゾッとするような話だ。成虫を見ないからと油断せず、冬は卵や休眠しているヤツを駆除しておきたい。
「冬の間に駆除しておけば来年のゴキブリの数をグッと減らせます。隠れたゴキブリの駆除にはくん煙タイプがおすすめ。煙が隅々まで行き届き根こそぎ退治することができます。卵は薬剤が効かないので、シンクの下などに俵型の黒っぽい卵を見つけたら、ビニール袋に入れてつぶすか、抵抗がある場合はビニール袋を二重にして焼却ゴミとして処分してください。卵があった場所は、アルコールスプレーなどで除菌しましょう」