20代で節約に目覚め、3年間で500万円の貯金に成功。日々の節約生活を配信するOL兼YouTuberのもけけさん。
節約を始めた理由は「働きたくなかった」から
家や旅行など、さぞかし大きな目標があるかと思いきや、節約のきっかけは意外にも後ろ向き。“働きたくない”という思いからだった。
「社会人になりたてのころ、仕事の責任や人間関係に悩み、ストレスで働くことが本当にツラくなりました。手取り16万円のままでは将来に心配もあったけれど、収入を増やすためにこれ以上、働くのもイヤ。
なるべく働かずに生きるには、と考えたとき、できるだけ少ない出費で生活すればいいという考えに至ったんです」(もけけさん、以下同)
元来は“ズボラでお金オンチ”。月々の出費も把握しておらず、仕事のストレスも相まってか、衝動のまま浪費を繰り返す生活を送っていたと振り返る。
「節約を意識して、初めて家計簿をつけたくらいです(笑)。最初は、貯蓄するには単純にお金を使わなければいいと考えて、極限まで切り詰めた生活をしていました」
結果、確かにお金は貯まっていったが、それでは“日々、ただ生きているだけ”。生活に虚しさを感じるようになった。そこで、自分に合った節約法を模索。貯蓄の目標金額や出費の細かな制限をあえて作らないことをルールに、“ゆるく・ラクな”節約へ意識を変えた。
ラクな節約方法にしたら、毎日が幸せに変わった
「よく考えたら、ムリして働きたくないというのがお金を貯める理由なのに、貯蓄を必死に頑張るのも変でしたよね」
飄々と語るもけけさんだが、1か月の家計簿を見ると、出費はきちんと予算内に収められ、お金をまったく使わないノーマネーデーが月に20日もあるなど、ストイックな面も。
「頑張るというより、平日の会社帰りに何げなくお金を使うことがもったいないと感じるようになったんです。何より、平日はまっすぐ帰宅して、休日にまとめ買いをするほうが、ラクで安いですから」
また、仕事自体も“貯蓄があるからいつでもやめられる”と思えば、以前ほどツラいと感じなくなったと話す。
気ままなアルバイトで生きられる日を目指して
「働かないで済むなら、節約して生活をコンパクトにしたほうがいいという考えは変わっていません。いつかは週5の仕事から離れ、アルバイトでのんびり働きたいというのが本音です(笑)」
ゆるい節約を始めて、自身の理想の生活に近づいているもけけさん。自然とお金が貯まるだけでなく、無理なく物欲が抑えられ、家がキレイに整うようになったとも。そんな“いいことずくめ”のループには、どんな秘密が? もけけ流の節約生活を教えてもらおう!