実話レディコミ人気ジャンル4選

 実話レディコミでいま最も人気のあるジャンルを紹介。

【不倫】愛し合い憎しみ合う大人の泥沼ロマンス

実話レディコミで描かれる不倫と男性誌の不倫マンガとはまったく違う。実話レディコミでは、不倫する人たちは基本的に脳内がお花畑のおバカさんといった描かれ方をしているのです。

 こんなだらしない男性とはさっさと別れて新しい人生を始めましょうみたいなオチも多い。一方、男性誌では不倫する男性を肯定してピュアな恋愛として描きがち。不倫問題で悩んでいる男性は、実話レディコミを読むと目が覚めるかも……」(吉村さん)

■『49歳更年期OL色欲不倫殺人事件』(ユサブル)
『49歳更年期OL色欲不倫殺人事件』(C)かわしま梨花/ユサブル
『49歳更年期OL色欲不倫殺人事件』(C)かわしま梨花/ユサブル
【写真】思わず手に取りたくなる、レディコミの過激な表紙

 つらい更年期の症状に苦しみながら、若い男との不倫セックスに溺れるアラフィフってあり?

■『本当にあった女の人生ドラマ ゲス不倫にド天罰 Vol.12』 (ぶんか社)
『本当にあった女の人生ドラマ ゲス不倫にド天罰 Vol.12』(ぶんか社)
『本当にあった女の人生ドラマ ゲス不倫にド天罰 Vol.12』(ぶんか社)

 ゲスい男と女の不倫に人生終了の求刑! もはややりすぎなくらいのスカッと感がたまらない……!

まじめでおとなしいママ友が不倫⁉しかも相手はママ友仲間のダンナ……というドロドロ。提供:ぶんか社
まじめでおとなしいママ友が不倫⁉しかも相手はママ友仲間のダンナ……というドロドロ。提供:ぶんか社

 まじめでおとなしいママ友が不倫!? しかも相手はママ友仲間のダンナ……というドロドロ。

【嫁姑問題】仁義なき女同士の争いがクセになる

この問題は、共感、興味本位で読む場合の両方あるでしょうね。嫁あるいは姑というのは、家族内の他者、いちばん身近にいる敵。『男子家を出ずれば七人の敵あり』といいますが、女性には家の中にも敵がいます。

 だから、すぐそこにある戦いに興奮するのでしょう。現在は毒姑を描く作品が多いですが、読者の高齢化に従って、鬼嫁・毒嫁を敵認定した作品が増えるはず」(吉村さん)

■『家庭サスペンスvol.23 特集:毒身内』(笠倉出版社)
『家庭サスペンスvol.23特集:毒身内』(C)momijiakiyama/ヨシダ有希/笠倉出版社
『家庭サスペンスvol.23特集:毒身内』(C)momijiakiyama/ヨシダ有希/笠倉出版社

 金をたかる親兄弟、キチママ、ストーカー化する親戚一同など、いたら怖い、毒身内オールスターズ。

いたら怖い、毒身内オールスターズ。実話ではなく、実話風だが、ありそうでないエピソードが生々しい。提供:笠倉出版社
いたら怖い、毒身内オールスターズ。実話ではなく、実話風だが、ありそうでないエピソードが生々しい。提供:笠倉出版社

 実話ではなく、実話風だが、ありそうでないエピソードが生々しい。強烈さはギャグと紙一重だ!

■『色ボケ姑に振り回されて! 嫁VS姑VS小姑 嫁姑シリーズ8』(ゴマブックス)
『色ボケ姑に振り回されて!嫁VS姑VS小姑嫁姑シリーズ8』(ゴマブックス)
『色ボケ姑に振り回されて!嫁VS姑VS小姑嫁姑シリーズ8』(ゴマブックス)

 イビリや悪口など憎しみあふれる嫁姑の関係をさまざまな角度から描く「嫁姑シリーズ」!