サッカーW杯で盛り上げたABEMA

W杯中継の告知(公式HPより)
W杯中継の告知(公式HPより)
【写真】ABEMA放送への不満の声も…

 ABEMAといえば、昨年行われたサッカーW杯の放映権を獲得して、日本中を盛り上げたことが記憶に新しい。

全64試合を無料で生中継。支払った放映権料は200億円とも報じられ、思い切った経営戦略に驚く人も多かったですね。スマートフォンのアプリから視聴できる手軽さに加えて、解説に元日本代表の本田圭佑さんを抜擢。試合をわかりやすく解説してもらい、普段サッカーにあまり興味がない層にも届くようにしたことで、大きな話題を呼びました」(ネットニュース編集者)

 昨年6月には、那須川天心と武尊が拳を交えた『THE MATCH2022』を独占生中継。昨今は格闘技イベントの放映にも力を入れている。

「スポーツ中継は、視聴者や業界関係者から評判がよく、ABEMAの上層部も手ごたえを感じているようです。現場スタッフにも、今年の方針として“スポーツ中継を強化していこう”という号令が出されたそうなので、甲子園の放映権獲得もそういった流れなんでしょう」(前出・制作会社関係者)

 ワールドカップでは、モデルの貴島明日香がキャスターとして起用されたが、今夏の大会はというと……。

甲子園のキャスターも貴島さんが担当するようですね。日本テレビ系の『ZIP!』のレギュラーを卒業し、昨年8月に『ABEMA公式アナウンサー』に就任していますから、違和感はないでしょう。ほかにもアンバサダーとして、著名なスポーツ選手などを呼ぶかもしれません」(同・制作会社関係者)

 NHK、朝日放送、ABEMAと高校野球が3つの媒体で見られることになれば、視聴者の奪い合いは避けて通れないだろう。

ABEMAの魅力は、中継の解説にアッと驚く人を起用してくれるところ。元中日監督の落合博満さんや元マリナーズのイチローさんなど、テレビ放送には出演しなそうな大物をキャスティングできれば、話題性で多くの視聴者を囲い込めると思います」(同・制作会社関係者)

 夏の甲子園を放映することについて、ABEMAに問い合わせたところ、

「回答できることはございません」とのことだった。

 ABEMAなら、甲子園中継を“ヒット”させられる!?