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ー 新年度からラジオ番組の編集長に

 新入社員や人事異動など、新しくなる座席の配置で慌ただしい4月上旬のNHK本社。その13階にあるラジオ番組を制作するフロアの一角に、いつの間にか阿部渉アナウンサーの席が新たに設けられたという。

「彼は『NHKニュースおはよう日本』のMCや『紅白歌合戦』の総合司会などを務めたトップアナですが、今回の異動は表立って告知されていないので社内で把握している人は少ないと思います。半年前に“あの騒動”を起こしたから、無理もないのかもしれませんが」(NHK関係者)

 ことの発端は'22年10月29日。『文春オンライン』で、阿部アナと同局の後輩である30代女性が、昼下がりのホテルで密会していたと報じられたことだった。

阿部アナは公にしていませんでしたが既婚者。お相手のAさんもお子さんがいる事実婚状態でしたが、ふたりは2年間近く交際していると報じられました」(スポーツ紙記者)

 文春の直撃取材に“いっさい何も知りません”と否定した阿部アナだが、報道される直前の10月27日に当時レギュラーを務めていた『マイあさ!』を体調不良を理由に欠席。同月31日には自ら降板を申し出て、以降はリモートワークを続けて現場から離れていた。

新年度からラジオ番組の編集長に

今年3月末ごろには、阿部アナは『ひるのいこい』というラジオ番組の編集長職になっていたようです。この番組は月曜から土曜まで、お昼の12時ごろから10分ほどの放送で、70年以上続いています。牧歌的な雰囲気のなか、番組に寄せられたハガキや詩などを紹介し、阿部アナは番組構成などを行っているそうです」(前出・NHK関係者)

 昨年11月に行われたNHKの定例会見で、当時の前田晃伸会長は阿部アナの報道について“職務規程に違反した事実はない”とコメント。結局“処分なし”となった阿部アナだが、現場からは疑問の声も聞こえてくる。

「局員の多くが阿部アナは左遷か早期退職と思っていました。Aさんも転勤などはしていませんから、あの騒動はうやむやになりつつあります」(同・NHK関係者)

 阿部アナの異動の事実や、現在についてをNHKに問い合わせると、

「個別の職員に関することについては、お答えを控えさせていただきます」

 とのこと。

 続けてAさん本人にも阿部アナとの関係について電話で質問をしたが「お答えできません」の一点張りだった。

 処分からは免れても、彼にいこいのひとときは訪れるのだろうか。