ミュージカル演出を務める審査員・植木護氏によると、“まだ原石”“チャレンジスピリッツを感じた”などと将来性を評価したようですが、“落ちると思ってた”と本音をこぼした当の本人が一番驚いているようでした。

 そしてスタジオでV(TR)を見ていた、振りを忘れた彼女に“真剣にやらなきゃダメだよね”とダメ出ししていたアッコさん。予想外の審査結果に“えっ? えぇ〜!?”と最後まで納得いかない表情でした(苦笑)」(前出・芸能プロマネージャー、以下同)

今度は“ダンマリ”だった和田アキ子

 翌週の4月23日に放送された2次審査「エチュード」でも、“存在感と将来性”と紹介された彼女は自身が考えた「K-POPアイドルの凄さを母親に伝える」演技を披露。こちらも合格を勝ち取る快進撃を見せ、次の3次審査「歌唱」に臨むのだった。

「演技審査の前には“ダンスできなかったもんね”とチクリとするアッコさんですが、前回とは違って審査結果も含めて“うんうん”と頷くだけにとどめていました。“ホリプロの後輩”になることを聞かされての反応だったのでしょうか。

 私見ですが、お世辞にも芝居が達者とも思えませんでしたし、現時点で言えばオーディションでの忖度、また“侍ジャパン・宮城の妹”という七光りを疑われても仕方がないように思えます」

 そもそもミュージカル『浜村渚の計算ノート』はTBSとホリプロの共同企画という背景があり、オーディション参加者のほとんどがホリプロ所属、また関連性があるだけに、弥生さんの事務所入りも既定路線だったのだろう。

「確かに沖縄出身らしく目鼻立ちがはっきりした美少女でスター性も感じるのは確かです。が、審査前にプレッシャーと不安で涙を流す場面もあったように、まだまだ芸能界とは程遠い普通のお嬢さんという印象です。

 WBCの“話題性”を優先したいのはわかりますが、実力を伴わない露出過多は批判対象になりかねません。まずは女優として舞台に立てるだけのレッスンを積ませた方が、彼女の将来のためになると思うのですが……」

 とんとん拍子で芸能人になっていく妹の姿を、兄・大弥はどう見ているのだろうか。