みち&新名は「心でつながっている」
物語は、声に出す言葉だけではなく、四者四様の心の声(モノローグ)でも紡がれていく。
「多くのドラマは主人公のモノローグしか入れないんですが、この物語はやっぱり人に言えない心の奥の感情がテーマなので。4人の気持ちを全部、描いています。だから相手の心の声も(視聴者に)聞こえる。その思いがわかってしまうから、心がヒリヒリと痛むんだと思います」
新名との逢瀬を絶つも、夫・陽一の裏切りを知ってしまったみち。ネット上には、みち&新名を応援する声が多いが?
「もちろん、不倫称賛になっちゃダメなんですが、みんなどこかで夢を見たい気持ちもあるし、愛されたい。何よりセックスレスという問題を男女で共有したからこそ、ふたりは心でつながっている。その相手、そして自分が婚姻関係を結んでいる相手とどう向き合うのか? ここからが本当の“四つ巴”です!」
※5月19日現在
赤裸々セリフ10
(1)夫とのセックスが懐かしくなったら、それはレスだ(みち モノローグ)
結婚5年目、32歳。建設会社で働くみちのレス歴は2年。解消したい気持ち、いつか子どもがほしい気持ちがあるが、夫・陽一に“する”約束をほったらかされてしまう(1話より)
(2)「私はね、ただHがしたいだけじゃないんだよ。陽ちゃんに愛されてるって感じたいからなんだよ」(みち)
「お互い働いて、それなりに生活ができて。性格もぴったりだし、仲いいだろ? 楽しいだろ? それって十分、夫婦として成り立ってると思うんだよ」と言い放った陽一に、みちは切実な本音をぶつける(1話より)
(3)「相手に背中を向けられて拒否される気持ち、すごくわかるから」(新名)
以前、みちからセックスレスだと告白された際には何も言えなかった上司の新名。しかしその後、会社の花見で、自分もセックスレスだと打ち明ける(1話より)
(4)「そんなにしたかった? みち、性欲強くない?」(陽一)
みちがもう2年していないことを伝えると、夫・陽一から辛辣すぎるこの言葉。みちが向き合おうとするほどに、陽一が感じるのはプレッシャー(1話より)
(5)俺の好きなみちを思い浮かべると、そこに裸のみちはいない(陽一 モノローグ)
いざ、みちと行為に及ぼうとしてもできない陽一。その一方で、勤務先の喫茶店のバイト・三島(さとうほなみ)との距離は縮まっていく(3話より)