ネットショップで作ったものを販売
YouTubeのほか、ネットショップで天然素材の染め物で作ったバッグや洋服を販売したり、クラフト市に出店したりと、現在の収入を得る手段はすべて自分の「好きなこと」。
「どれも簡単に稼げるわけではありませんが、諦めずコツコツ頑張れば、きっと何とかなると思っています」
買い物は最低限に!米、麦、豆を上手に活用
食材は、生協のネットシステムで必要なものだけ購入。米、麦、豆は欠かさず購入して、米は麹にしてみそづくりに、麦は粉にしてパンにする。豆は納豆や豆乳にし、ヨーグルトやマヨネーズに転用。
マヨネーズと酒粕を混ぜれば、チーズ代わりにピザのトッピングとしても使え、身体にもお財布にもやさしい。
絶品!手作り甘酒
暑い夏を乗り切るオリジナル発酵食
材料は、米麹200gと60度のお湯500ml。よく洗った保温ポット(魔法瓶)に材料を入れて、6時間置くと完成。
自作の発酵しょうが(しょうがを皮ごとすって冷蔵庫に入れ、毎日混ぜたもの)を少し加えるとアクセントに。
身体が喜ぶ食事とこまめな運動で医療費削減
もともとはジャンクフードが大好きで、お酒も飲んでいたが、田舎暮らしを始めてからは、具だくさんのみそ汁や手作りの発酵食品を積極的にとるようになった。さらに、スクワットや腕立て伏せなどのこまめな運動も欠かさない。
「おかげで身体の調子がすごくいいの。前はお酒代がすごくかかっていたけど、今はお酒代も病院代もなくなって一石二鳥!」
無駄を減らして好きなことにお金を使う
買い物は必要最低限、光熱費は倹約し、出かけるときにもコーヒーとお弁当を持参。その一方で、好きなものには予算を決めてお金をかける。出費にメリハリをつけることも節約を楽しむ秘訣だ。
「あまり物欲はないけれど、新しいPCやカメラは欲しい。上手にやりくりします」
人付き合いはお金の代わりに物々交換
お金がなくても感謝の気持ちは表せるもの。誰かに助けてもらったり、何かしてもらったら手作りのパンを渡すようにしている。人付き合いは、お互いさまの気持ちで無理なくやりとりができたほうが長続きする。
「何かしてあげることで返すこともありますが、ここではパンが結構、喜ばれるんですよ。都会と違って田舎は物々交換のしがいがあります」
(取材・文/後藤るつ子)