“夜ヒット”の愛称で呼ばれ、海外アーティストやフュージョンバンドなどの出演もあった『夜のヒットスタジオ』
“夜ヒット”の愛称で呼ばれ、海外アーティストやフュージョンバンドなどの出演もあった『夜のヒットスタジオ』
【写真】復活してほしい音楽番組ランキング、有名アーティストのオフ姿も

 第3位は'94~'12年放送の『HEY!HEY!HEY! MUSIC CHAMP』(フジテレビ系)。

ダウンタウンとアーティストのトークでの掛け合いが最高に面白かったから」(福岡県 女性46歳)

「アーティストの素の部分が見られたから」(神奈川県 女性51歳)

 などトークへの熱い支持があった。

「歌唱前に浜田雅功さんによる容赦ないツッコミと松本人志さんのボケ、イジりで展開するトークが、ある意味メインでした。知名度の低い歌手を紹介するコーナー名が『誰やねん!?』だったりなど関西のノリが強く、同時期に放送された関東ノリの『うたばん』と双璧をなす番組だったと思います

毎週『FNS歌謡祭』をやっていたような感じ

 131票を獲得した第2位は、美しいハープの音色で始まる『夜のヒットスタジオ』(フジテレビ系)

「出演者の番組にかける情熱が高く、衣装も特別で緊張感もあって歌を聴かせる番組だった」(広島県 女性61歳)

「生放送、フルバンドで、最初に出演歌手が他人の持ち歌をメドレーするのがよかった。芳村真理さんと井上順さんの司会もよかった」(埼玉県 女性45歳)

 と往年の名歌番組を懐かしむ声が寄せられた。

「'68年に前田武彦さんと芳村さんの司会で月曜夜10時にスタートし、その後井上さんと芳村さんのコンビが長らく続き、人気を博しました。'85年に水曜夜9時からの2時間番組『DELUXE』、'89年からは水曜22時の『SUPER』となって'90年まで22年放送された長寿番組です。

 豪華なセット、生のオーケストラ演奏でフルコーラスの歌唱、幅広いジャンルの歌手や曲、コラボレーション企画、華やかな衣装など、ぜいたくでクオリティーが高く、大げさに言うと毎週『FNS歌謡祭』をやっていたような感じでしたね。

 またオーストリアのホーエンザルツブルク城やパリのシャイヨ宮トロカデロ広場から衛星生中継するなど、今では考えられないスケールの大きな音楽番組でした」