目次
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ー 共同親権を認めたくないジョリー
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ー ピットは離婚後も歩み寄りの姿勢を見せたが…
Page 3
ー ワイナリーの半分の権利はロシア企業に
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ー 子供たちは母の側に

 昨日までアメリカは感謝祭の4連休だった。映画にもよく出てくるように、この日、アメリカでは家族が集まり、大きな七面鳥やパイなどの食事を楽しむ。

当記事は「東洋経済オンライン」(運営:東洋経済新報社)の提供記事です

 かつて、ブラッド・ピットも、この日は6人の子供たちと楽しく食卓を囲んでいた。だが、2016年の秋、アンジェリーナ・ジョリーに離婚を申請されてから、すべてが変わった。7年経つ今も親権争いは終わらず、その間、ほとんどの時間をジョリーと過ごす子供たちの父に対する思いは複雑になっている。

 つい最近は、長女ザハラちゃんが、ラストネームを「ジョリー=ピット」から「ジョリー」に変えたことが判明した。娘に嫌われていることをこんな形で知らされたピットは、さぞ悲しかったことだろう。

共同親権を認めたくないジョリー

 争いをこじらせているのはジョリー。その根底には、ピットが最も大事にするものを奪いたいという執念があるように見える。ふたりは結婚時に婚前契約(pre-nup)を交わしているし、アメリカでは共同親権が一般的なので、大人の解決を図ることもできたはずだ。だが、ジョリーは子供たちが父親と仲良くするのが絶対に嫌なようなのである。

 そこにエネルギーを注いできているからというわけではないかもしれないが、ジョリーの女優としてのキャリアは、ここのところ、ぱっとしない。2019年の『マレフィセント2』はそこそこヒットしたものの、声の出演をしたアニメーション映画『ゴリラのアイヴァン』は最近、Disney+のラインナップから外されてしまった。