高級感漂うミディアムステーキの作り方

 焼く前に冷蔵庫から出して室温に戻す。フライパンを中火で熱して肉の両面を2分ずつ焼き、取り出してアルミホイルに包み10分ほど置く。

*焼きたての肉をすぐ切ると肉汁が出てしまうため保温して休ませるのがポイント。肉の中心にゆっくり熱が伝わり、カットするとほんのりロゼ色の仕上がりになる。お好みのソースをつけていただく。

ちょっと違った!?ネット情報を検証

 インターネットで見かける、肉をやわらかくするコツの中にはビミョーなものも。

 パイナップルやキウイフルーツと牛肉を漬けると、変色したり肉の表面が溶けたような状態に……。見た目のおいしさもキープしたいステーキ肉には不向き。

炭酸水(無糖)

 肉から味が抜けて食感はバッサバサ……。漬け込んだ後の液体が赤く染まっていたことから、肉汁が大流出してしまったと推測。

塩+砂糖

 漬け込んだわりに劇的な変化は感じられず。同じ塩分と糖分を加えるなら、生しょうゆとはちみつのほうが効果的といえる。

塩+砂糖 撮影/廣瀬靖士
塩+砂糖 撮影/廣瀬靖士

編集部で6種食べ比べてみました

 そのまま焼いただけのステーキ肉を基準に5つのテクを比べると、食感、肉汁、味わいのバランスがいちばんよかったのは「マリネ液」。

 次点の「みそ」「生しょうゆ&はちみつ」もやわらかさはアップ。ほんのりみそやしょうゆの香りがするのは好みが分かれるところ。炭酸水、塩+砂糖はステーキ肉には不向きだった。

編集部で6種食べ比べてみました 撮影/廣瀬靖士
編集部で6種食べ比べてみました 撮影/廣瀬靖士