そして松本潤主演の大河ドラマ『どうする家康』(NHK)が2位にランクイン。「史実をかなり改変。家康をあまりに美化しすぎる感じが嫌だった」(愛知県・27歳)。「顔の濃さなのか松潤がどうしても家康に見えず、途中でリタイア」(埼玉県・54歳)などのコメントが。

「期待が高かった分、失望も大きかったのかも。私は信長が『俺の白ウサギ』って言ったときに、あれ?……と思いました(笑)。キャストもキャラもよかったのに、それが生かせていないんですよね。

 悪女といわれている築山殿(有村架純)を聖女として描いているんですけど、そこを膨らませすぎてほかに手が回らなくなり、後半はバタバタと最後まできちゃった。この作品ももったいなかったです」(カトリーヌさん)

月9王道ラブストーリーがまさかの1位に

 '23年のがっかりドラマ1位に輝いたのは『真夏のシンデレラ』(フジテレビ系)。

「昔のようなキラキラした月9を期待したのですが、話が本当につまらなかった」(北海道・40歳)。「なんかすべてにおいて古くさかった」(東京都・28歳)と物語自体へのダメ出しが多数。

『真夏のシンデレラ』撮影中の森七菜
『真夏のシンデレラ』撮影中の森七菜

「タイトルどおりに素直にシンデレラストーリーにしておけばよかったのに、周りの人たちの設定とエピソードを詰め込みすぎて、物語としてすごく散漫になっちゃった。しかも、そのエピソードも新しくはなく既視感たっぷりなんですよね。

 全編を彩る音楽もトレンディードラマ時代の月9を彷彿させるキラキラミュージックで、不景気の今にこんな浮かれた音楽を流されても……と引いちゃいました。

 せっかく『ナンバMG5』コンビの間宮祥太朗さんと神尾楓珠さんがいるんだから、2人で『ビーチボーイズ』をやればよかったんですよ(笑)」(カトリーヌさん)

 がっかりの5位までに月9が3作品ランクインするなどフジテレビの迷走ぶりが目立っている。看板枠だけにキャスティングを頑張り、視聴者の期待を高めてスタートするだけに内容が伴わないとがっかり感も強いということか。