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1月2日の夜6時前、故郷や観光地からのUターンラッシュでにぎわう羽田空港で、日本航空の旅客機と海上保安庁の航空機が滑走路上で衝突するという前代未聞の事故が起きた。
残念ながら、海保側には5人の犠牲者が出てしまったが、日航機からは奇跡的に1人の死者も出ず機体炎上の中、乗客、乗務員の全員が脱出できた。乗客の避難に携わった日航機のスタッフに対する称賛の声が国内のみならず、世界中から送られたのだが─。
「乗客が預けていたペットが2匹、犠牲になってしまいました。“緊急時には仕方がない”と日航側を擁護する声が上がった一方、“そもそも動物を貨物として扱うこと自体がおかしいのでは?”という声も上がり、SNS上では論争になっています」(全国紙記者)
「家族として最善を尽くす権利を」
欧米の航空会社ではキャリーケースに入れ、フライト中はその中に入っていることが条件で客室に同伴できる会社は多い。しかし現在、国内航空会社ではスターフライヤーを除いてペットは「受託」という形で「貨物」扱いとなり、客室に持ち込むことはできない。
持ち込めるスターフライヤーでも、非常時には一緒に脱出できない、いっさい責任を負えないといった誓約書にサインしなければならないのだ。フリーアナウンサーの笠井信輔はSNSで、
《海外の航空会社で可能ならば日本でも客室へのペットの持ち込みを検討できないか》
と、投稿。そのコメント欄に石田ゆり子が、
《災害時、非常時にはモノとしてではなく家族として最善を尽くす権利を…。生きている命をモノとして扱うことが私にはどうしても解せないのです》
と、書き込みをした。しかしこのコメントには反対意見が集中することに。