ひろゆきは「自分で選んだ家族」
ゆかさんといえば、「妻が掃除が好きで」と生配信中に発言したひろゆき氏への、「好きじゃねーよ」というツッコミが話題になったことも。今でも掃除は「好きじゃないです。きれいな状態は好きですけど、他の人がやってくれるなら、もう全然やってほしいです」と苦笑。
《ひろゆき君と暮らすようになり、ちょっとでも気を抜くと、鼻をかんだティッシュが床に散らばるようになった。そして、洗濯した服とこれから洗濯に出す服をごちゃ混ぜにされた。あるいは、いつ使ったかわからないマグカップがそこかしこに並んだ》
「たぶん気になる基準が違うんです。食事の後にテーブルを拭くとか、洗い物をして最後に流しの周りを拭くとか、私は普通だと思うんですが、夫は料理をしてコンロに油が飛んでもそのまま。でも、まあいいか、その最後のところは私がやろう、みたいな感じです」
そんなひろゆき氏との夫婦生活。これまでに倦怠期はなかったのか尋ねると、
「ないですねえ。まったく刺激がないような生活に、むしろちょっと憧れます(笑)」
《小さな子に言い聞かせるようなことを、アラフィフという、もう十分に大人であろう相手に、日々言い聞かせているのが西村家なのである》
ゆかさんにとってひろゆき氏は“自分で選んだ最初の家族”。ハプニング続きでもどこかほのぼのとした日常生活が目に浮かぶ。
だが、ここに至るまでの半生は平坦なものではなかった。エッセイには母との確執や摂食障害など、壮絶な体験が綴られている。