そして8位は、『風立ちぬ』の堀越二郎として、主人公に抜擢されたことがニュースにもなった、庵野秀明監督(63)。

「せめて俳優ならまだしも、演技経験のない人を選ぶのは理解できない」(東京都・女性・41歳)、「とにかくセリフが棒読みで、感情の起伏も曖昧で、見ているこちらが恥ずかしくなるほどだった」(神奈川県・女性・59歳)

 アニメーターとして宮崎監督の“弟子”である庵野監督が、師匠からの「やって!」のひと言で受けたという。「ダメだったときは僕を選んだ(プロデューサーの)鈴木(敏夫)さんと宮さんが悪いんです」と、語っていたが……。7位には“喋りのプロ”六代目桂文枝(80)がランクイン。当時は桂三枝の芸名で、『紅の豚』のピッコロのおやじの声を担当した。

桂文枝
桂文枝

「役よりも本人のキャラが強すぎた。世界観に合っていないように感じた」(宮城県・男性・59歳)、「桂三枝の声がキャラクターと結びつかない」(神奈川県・男性・58歳)

 主人公のポルコ・ロッソの声を担当した森山周一郎さんによると、宮崎監督は、文枝をピッコロのおやじとして起用する際、出番を大幅に書き足したという。話芸の達人でも声優という仕事は難しかったようだ。

 6位は『ハウルの動く城』でハウルを演じた、木村拓哉(51)。

木村拓哉
木村拓哉

 よくも悪くもその一挙一動に注目が集まる木村だが、

「“キムタク”が前面に出すぎている。もはや、ハウルがキムタクに見えてしまった」(京都府・女性・63歳)、「変わりばえのしない声が残念」(神奈川県・女性・38歳)

 と、散々な言われよう……。ジブリキャラナンバーワンイケメン、ともいわれるハウルだが、木村とかぶって見えていたということはある意味、本人にとって喜ばしいことなのかも。