また、年間100万円貯金を目指すなら、クレカよりも現金払いがおすすめとも。
「以前、私のマネー講座の生徒さんや、知人のFPさんなど100人以上の人に一定期間“クレカ断ち”を試してもらったことがあります。すると全員の支出が、月2万~3万円ほど減ったのです。
クレカがあると予算を守る意志が弱まり、優先順位の低い品物も“ついで買い”してしまうので、予算をオーバーする日が増えてしまいます。クレカによる負のスパイラルが、貯めグセマインドを遠ざけてしまうのです」
貯めグセ5:生活をシンプルに。モノを減らすべし
モノを減らして快適に所有のコストを下げる
「貯蓄体質の人は、部屋がスッキリしている」と、ぽこりんママさんは話す。実際、SNSに映し出される彼女の自宅は、モノが少なく掃除が行き届いている。
「わが家も昔は、モノが散乱して、洗濯物が山積みになっていたりしたので、それを見るたびに『あとで片づけなきゃ……』と憂うつに。
でも、節約に力を入れてからはとにかく断捨離。買い物も“在庫を持たない生活”に切り替え、安売り洗剤の買いだめや、献立と関係ない見切り品の購入をやめました」
いくら安売りで買っても使い切れなければ意味がない。
「在庫になりがちな日用品は“1か月分のみのまとめ買い”がおすすめです。まずは自分や家族が、シャンプーなどの日用品をどれくらいのスパンで使い切るのかを把握します。次の給料日が来たら、その分だけ買って余計な在庫を抑えます」
部屋のモノが減った結果、生活にも余裕が生まれた。
「モノが少ないと掃除もラクになり、時短になります。余った時間は、読書やギターの練習など趣味に充てています」
節約は、自分時間を増やすことにもつながるのだ。