話題の記憶喪失ものの中からがっかり1位が
2位にランクインしたのは『ACMA:GAME アクマゲーム』(日本テレビ系)。間宮祥太朗が悪魔の主催するデスゲームに挑む知的エンターテインメントだが……。
「悪魔とか設定があり得なさすぎて入り込めない」(広島県・41歳)、「ゲームの内容が複雑。一度聞いただけでは理解できない」(東京都・44歳)など少年漫画を実写化する難しさがはっきりと出たもよう。
「ハマった部門には入ってないので、実質がっかり1位かも(笑)。内容的には名作『ライアーゲーム』を彷彿させますが、一番の違いはクセの強い面白い脇キャラがいない。なのに悪魔がいるからリアリティーがなくなり、逆に恐怖感が薄れちゃう。こういう系統の少年漫画は2.5次元舞台までだなと改めて思いました」(カトリーヌさん)
そして、がっかり1位に輝いてしまったのは、またしても月9作品。広瀬アリス主演の『366日』(フジテレビ系)。
「またも月9で暗いラブストーリー。しかも記憶喪失かぶりって……」(埼玉県・48歳)、「ありきたりのお涙頂戴もので、HYの名曲『366日』の世界観も感じられない」(北海道・45歳)など重い内容と話の途中で判明した記憶喪失に不満の声が多数。
「月9は不動のがっかり枠になってしまいましたね(笑)。学生時代に好きだった人と再会するけど、彼は困難な日常を送っている。その現実と学生時代のキラキラを交互に描くという構成は名作『silent』と同じなのに、中身はまるで違う。
心に響くセリフも美しい映像もなく、音楽はOfficial髭男dismではなく懐メロ感の強いHYの『366日』。それに加えて、まさかの記憶喪失ものへの途中参戦……これじゃあがっかりしちゃいます」(カトリーヌさん)
春ドラマ「ハマった」中間選挙
続いてはハマった部門。5位は2作品が同票でランクイン。『アンメット ある脳外科医の日記』(フジテレビ系)は記憶が1日でリセットされる脳外科医を杉咲花が演じる医療ドラマ。
「単なる医療ものではなくミステリー要素もあり、役者がみんなうまい」(京都府・35歳)、「これまでの医療ものでは扱われなかった脳関連の症例が興味深く、人間ドラマとしても面白い」(埼玉県・52歳)と数ある記憶喪失ものの中では好感度がずば抜けて高い作品だ。
「非常に良作です。記憶喪失も物語上の装置としてではなく医療的にきちんとした扱いをされています。杉咲さんの演技が素晴らしくて、朝起きると前日の出来事が書かれたノートを読むんですけど、そのたびにかすかに絶望するんですね。その表現がすごくリアルで、ほかの記憶喪失ものとは一線を画してる。めるるはこんなに悩んでないぞって(笑)。
相手役の若葉竜也さんとのお芝居の相性もよくて、彼は映画畑の人ですけどこの役でブレイクしそう」(カトリーヌさん)