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6月3日、美智子さまは新型コロナウイルスに感染された。
「感染が判明した2日前まで、私的なご旅行のため栃木県・日光市を訪問されていました。23年ぶりの日光とあって現地では元気なお姿が見られたのですが……。ただ、美智子さまの症状は非常に軽症。療養中、ご夫妻は別々に暮らしていましたが、インターホン越しに会話をなさるなど、仲むつまじいご様子が垣間見えました」(宮内庁関係者)
美智子さまを巡る『週刊新潮』の報道
ご体調が心配された一方で、美智子さまを巡る『週刊新潮』の報道が物議を醸した。
「5月23日に発売された『週刊新潮』で、美智子さまが額賀福志郎衆院議長に皇位継承に関する議論を進めるよう、お声がけをされたという趣旨の記事が掲載されました。
額賀衆院議長は、昨年10月に就任して以降、皇族数の確保や、安定的な皇位継承に関する与野党間での議論を積極的に進めてきました。皇族の方々が政治的問題に介入することはタブーとされていますから、もし本当であれば大問題となります」(皇室ジャーナリスト)
報道を受け、西村泰彦宮内庁長官は、23日に行われた定例会見で宮内記者会の記者に対し、“そうした事実はない”と説明した。
美智子さまの皇位継承議論への報道の真相について宮内庁に問い合わせたところ、
《上皇后陛下が額賀衆院議長に皇位継承について何かお話しになったことは、全くありません。『週刊新潮』からは、同記事の掲載に先立ち、宮内庁に事実関係の問い合わせがあり、先方が提示した回答締め切りまでに、(中略)そのような事実が全くないことを回答しています》
との回答があった。