主催者の気持ちに応える応募コメントを書こう
懸賞達人たちは、応募はがきを書く際の“ツボ”を心得ている。
「抜きん出るには人とは違う工夫をする必要があります」
周りと差別化できる最大のポイントは「コメント」だ。
「懸賞は広告戦略のひとつなので、当選した賞品を自分ひとりではなく『みんなで楽しみたい』というコメントは、主催者側にとっては引きがあるようです。
また、最近は動画サイトやSNSで動画配信をする人が増えていることから、食事券などは『食事の様子を動画配信します』など書くのもフックになります。
特に動画は若い世代の配信者が多いので、私たちのようなミドル&シニア層が投稿すると目立ってバズりやすい。そこを見込んで当ててくれる可能性も!」
観劇やコンサート、レジャー施設の貸し切りイベントの招待などは日時が指定されていることも多い。一見応募のハードルが上がりそうだが、「逆にうまく活用して」とガバちゃん。
「主催者側からすれば『当選者が本当に参加してくれるのだろうか?』という不安があります。そのため、例えば“その日は必ず行ける”というアピールは有効なのでは。
東京のイベントなら、地方の人は『〇時東京駅着の新幹線に乗ります』とか、平日なら『その日は有休をとります』など書くと、『この人なら確実に来てもらえる』という安心感を与えられると考えています」
さらに、懸賞の展開規模にも注目したい。
「全国区で千人当選の懸賞と、首都圏だけの百人当選の懸賞があったとします。当選人数の多さから前者を選びがちですが、実際は後者のように地域限定のほうが応募者数は絞られるので、当たる確率がぐっと高くなるのです」