本来であれば昨年の6月に公開予定だった映画『緊急取調室 THE FINAL』の再始動がようやく決まった。公開直前の昨年5月、主要キャストの市川猿之助が両親に対する自殺ほう助事件を起こし、公開が延期に。再撮影を余儀なくされていたが、今回、代役として石丸幹二の起用が発表された。
猿之助の事件に限らず、ドラマや映画では出演者の不祥事、スキャンダル、健康問題などにより代役を立てざるを得ないドタバタ劇がこれまでにもあった。過去の“代役俳優”で、あなたがこれまでに最も印象に残ったのはいったい誰? 全国30代~60代の男女1000人へのアンケート結果で見る“代役”ランキングの発表です!
代役“下克上”ランキング
10位にランクインしたのは、2007年の連続ドラマ『ハゲタカ』(NHK)で中村獅童の代役を演じた松田龍平。撮影期間中、飲酒運転で検挙された獅童が自主降板。代役として、獅童よりもひと回り近く年下の松田が抜擢された。
「獅童とはまた違う強い個性で、代役を完遂していた」(北海道・男性・62歳)など、松田の演技を高く評価する意見が多く見られた。
当作は企業買収をテーマにした社会派ドラマで、松田の役どころは大森南朋演じる主人公から父親の会社をつぶされた過去を持つIT青年社長。当時23歳の若さだったが、金への欲望にとり憑かれた人間の狂気を見事に演じ、SNSでも「むしろ松田さんでよかった」と称賛の声が相次いだ。
一方、獅童は当時、竹内結子さんと結婚していたが──。
「飲酒運転がきっかけで浮気が発覚、離婚にまで至り、降板だけでは済まない散々な結果になりましたね」(芸能記者)
9位は、'17年の連続ドラマ『愛してたって、秘密はある。』(日本テレビ系)で、小出恵介の代役を務めた賀来賢人。
「まさか代役とは思わなかった」(千葉県・女性・43歳)のコメントどおり、川口春奈演じるヒロインの兄役にしっくりハマっていた。
「小出は当時、17歳の女子高生との飲酒と淫行が発覚し、無期限活動停止を発表しました。本作の降板だけでなく、多数のCMが打ち切りになるなど大騒動に。翌年には所属事務所を退社し、現在も地上波作品には復帰できていません」(前出・芸能記者)
一方の賀来は、昨年度のタレントCM契約社数が12社と、男性部門のトップに! 女優の榮倉奈々との結婚生活も順風満帆そのもので、小出との明暗がくっきり分かれた形だ。