世代を超えて人々を魅了するアスリート

 そして、2つの世代でトップ3にランクインしたのが、水泳北島康介(41)と体操内村航平(35)の2人。

「内村選手の技の美しさ、難易度の高い技にも挑戦する姿に感動しました」(兵庫県・27歳)

「期待を背負い、それに応えたレジェンド。イケメンでストイックだし、何より実力がある」(山形県・55歳)

 内村は'08年の北京、'12年のロンドン、'16年のリオデジャネイロ、そして'21年の東京の4大会に出場。個人総合2連覇を含む7個のメダルを獲得した“レジェンド”。彼の活躍とともに勝負食として脚光を浴びた、チョコレートの『ブラックサンダー』も品切れが続くほど人気に。

 そして、2つの世代でダントツ1位になったのは北島。'00年シドニーから'12年のロンドンまで4大会連続でオリンピックに出場。'04年と'08年に、100メートルと200メートルの平泳ぎで2大会連続2種目制覇を果たした。

「“チョー気持ちいい”が忘れられない」(香川県・25歳)

「インタビューの言葉“何も言えねぇ”が流行った記憶がある」(山口県・22歳)

「国の代表というより、アスリートとして出場するのは自分だと、過剰な期待に抵抗していた姿がカッコよかったです」(東京都・45歳)

 と、メダルを獲得したときのコメントが耳から離れない人が多いよう。そんな北島は'16年に現役を引退し、'23年に国際水泳殿堂入り。

北島康介(競泳)
北島康介(競泳)

 今回のパリでは、どんなイケメンが見る人の記憶に残るのだろうか。

心に残る“イケメン”オリンピアン【20代~30代】

※全国世代別女性2000人アンケート

1 北島康介(競泳) 98票
2 平野歩夢(スケートボード) 62票
3 内村航平体操) 54票
4 室伏広治(陸上) 32票
5 石川祐希(バレーボール) 30票
6 高橋藍(バレーボール) 27票
7 鈴木大地(競泳) 14票
8 阿部一二三(柔道) 9票
9 野村忠宏(柔道) 8票
10 瀬戸大也(競泳) 7票

心に残る“イケメン”オリンピアン【40代~60代】

1 北島康介(競泳) 148票
2 内村航平体操) 111票
3 室伏広治(陸上) 46票
4 鈴木大地(競泳) 41票
5 平野歩夢(スケートボード) 32票
6 野村忠宏(柔道) 15票
7 高橋藍(バレーボール) 13票
7 阿部一二三(柔道) 13票
9 川合俊一(バレーボール) 12票
10 石川祐希(バレーボール) 10票

取材・文/蒔田 稔