加トちゃん健康法(1)「夏でも温活」

夏は足湯で深部体温を上げる

 加藤家の入浴法にはこだわりがある。

 以前は熱いお湯につかるのが大好きだった茶さんだが、熱いお湯は末梢の血管が収縮し血流が悪くなるうえ、腎臓病を患ったこともあって、むくみやすくなり、心臓にも負担がかかる。これではいけないと改善することに。

38度くらいのぬるいお湯に、両手を外に出して40分くらいつかる半身浴法を取り入れました。そしたら、血圧が安定し、むくみも解消。じんわり芯から温まる感じで、湯冷めもしないと。私も体調がすごくよくなり、しっかり眠れるし、アトピーが改善しました

お風呂につかりたくないダルい日は足湯で全身を温めて一日の疲れをとります
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【写真】減塩より食欲優先! カトちゃん家の夏バテ防止ごはん

 自身の体験から、メディア等で半身浴健康法を推奨すると、70、80代の人から感謝の声が寄せられた。腰痛、肩こりはもちろん、長年ブロック注射を続けていた人は、痛みがなくなったという報告も。

夏の間は、これを足湯に変更しています。半身浴は体力を使うし、深部体温が上がって身体が火照ってしまうから、お風呂から上がるとぐったりしちゃう。

 足湯は、冷房で冷え切って血液循環が悪くなっている身体を優しく温めてくれるから、加トちゃんにはちょうどいいんです

 エアコンの設定温度は24℃と“冷えた状態”が好みの茶さん。しかも家の壁がタイルなので、体感的にはもっと寒いそうだ。

もうずっとこれが彼のスタイルで、高めの設定にしても下げちゃうんです。だから、私は加トちゃんの手や足を頻繁にさわって、マッサージをしたり、“今日はお風呂につかるのがめんどくさい”と言われたら足湯をすすめたり、身体が冷えすぎないようケアしています

 寝るときは60度のお湯を入れたペットボトルを足元に置いたり、寝起きには必ず白湯(さゆ)を飲む、朝食には温かいおかゆを食べるなど、身体の内部から温めることも忘れない。