キンキンに冷えたビールのチェイサーは白湯

 飲み物は常温を意識するものの、こんなに外気温が高いと冷たいものを我慢するというのは、つらいと語る。

香辛料などをきかせて、身体の内部からも温活を
香辛料などをきかせて、身体の内部からも温活を
【写真】減塩より食欲優先! カトちゃん家の夏バテ防止ごはん

「夏はキンキンに冷えたビールが美味しい季節ですが、夫婦で白湯をチェイサーにして飲んでます。私はアイスコーヒーも大好きで、一日に何杯も飲むんですが、その合間にも白湯を飲む。内臓が冷えなくて調子いいんですよ」

 我慢しすぎず、いかに茶さんの日常にスムーズに取り入れられるかがポイントだ。

「加トちゃんがあまり水を飲む習慣がなくて。以前、脱水になることが心配で水を飲んでねって、口うるさく言ってしまったんです。そしたら、あまりにしつこかったのか『もう放っといてくれよ!』と怒られてしまって(笑)」

 それ以降、頭脳戦に切り替えた綾菜さん。

今はとにかく加トちゃんの目につくところ、手の届くところにペットボトルの水を置いて、その気になったらすぐ飲めるように。部屋が冷えすぎだよと注意するのではなく、冷えた身体をケアする習慣をつけてもらったりと、試行錯誤しています

Doctor's comment

高齢者は体温調節機能が低下しているため、エアコンの室温調整は注意が必要です。24℃は少し低すぎるかもしれませんね。28℃程度に設定し、同時に扇風機を使うなどの工夫をおすすめします。室温と外気温の差は5℃以内が理想です。

 温活は体温を上げて身体の新陳代謝を促す効果が期待できます。朝に白湯を飲むのは身体を温め血行促進効果がありますし、寝る前と寝ているときの足元温めも血行促進と疲労回復効果があり、良い習慣です」(舛森先生)

暑い日に飲みたくなるビール! 合間に温かいおみそ汁でも冷えすぎを防止
暑い日に飲みたくなるビール! 合間に温かいおみそ汁でも冷えすぎを防止

加藤家の夏の温活
●朝起きたら白湯
●朝ごはんはおかゆ
●飲み物は常温
●入浴が面倒なら足湯
●寝るときは足元は温かく