ゆるく続けるための食費節約ルール7か条
自分の“定番食材”を決める
紫苑さんの買い出しは、主に近所にあるお気に入りのEDLP(エブリデーロープライス)スーパー。お目当ては、100円程度で買える旬の野菜を数種類、肉か魚、豆腐、牛乳・卵で、毎回、買う物はほぼ固定化している。
「特に、旬の野菜は安いし、美味しいし、健康によいし、いいことずくめ。定番食材だけそろえておけば、十分に満足できる食卓になります。あとは、常備しているかつお節や桜エビといった乾物やトマトやサバの缶詰類、コーヒーが切れていたら買い足すくらいで事足ります」
買う食材が決まっているから、余計なものを買うことがない上、買い物の時短にも大きく貢献している。
「安くて栄養があることに加え、自分が調理しやすい食材を定番にしておくのがおすすめ。そうすると、メニューが自然と思いつきやすく、自炊のハードルがグッと下がりますよ」
2週間で使い切れる量しか買わない
「冷凍保存が可能な野菜などは、数日以内に食べる量以外をできるだけ買ったその日に冷凍」と決めている紫苑さん。例えば、ブロッコリーは、さっとゆでてからその日に使う分以外を即冷凍。いつでも使えるようにスタンバイしている。
「とはいえ“冷凍しておけばいいや”と大量購入することはありません。安売りのときは少し多めに買う場合もありますが、基本的に買うのは1袋や1束のみ。冷蔵庫に詰め込みすぎると食べ切れずに無駄にしてしまうことが増えますし、庫内で迷子になっているうちに美味しさを損なわせてしまう可能性もあります。
そうなれば、どんなに安くてお買い得で買っても結果としてマイナス。2週間以内に食べ切れる量以上を買うことはしません」