うまく利用したいコンビニ商品

 管理栄養士の佐藤麻里絵さんは「食品添加物は基本的には国の基準を満たしているが」としたうえで、過剰摂取による弊害の可能性を指摘する。

体内に取り込み、排出する際に人体にとって大切なミネラルを消耗することが気になっています。ミネラル不足を気にする人は避けたほうがいいと思います。

 加工品を利用するときには、できれば煮干しやごまなど、ミネラルを多く含む食材もプラスできれば理想的です」(佐藤さん、以下同)

 また、こんな警鐘も鳴らす。

コンビニでおにぎりや惣菜を買うときに、裏面の原材料や添加物は気になりますよね。でも、もっと気にすべきなのは、スーパーマーケットで売られている商品や、産地や添加物表示の義務がないファミレスチェーンなのかも、と思っています」

 実際、佐藤さんがコンビニの商品をチェックすると先に挙げた添加物が「以前よりも随分と減っている」という印象を持ったという。

「例えば鮭のおにぎりはスーパーで購入すると変色を防ぐためのリン酸塩や調味料(アミノ酸)が使用されていることが多いのですが、セブン―イレブンのおにぎりは、この2つ以外にも発色剤としてよく使われている亜硝酸ナトリウムも含まれていません。鮭やほっけ、さばなどの焼き魚も合成保存料、合成着色料は不使用なので安心できます。

 また乳化剤に頼らなくても本格的なクリーミーさを楽しめるカフェラテや、保存料フリーののむヨーグルトなどもあってヘルシーな楽しみが広がっているなと思います」

 食品裏面表示を確認し、より身体に負担の少ないほうのチョイスをする。日々の習慣で健康貯金を積み上げよう。

※写真はイメージです
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