“株主優待”を受け取るまでの流れ

(1)証券会社の口座を開設

 の購入は証券会社を通じて行う。口座開設が第一歩となり、SBI証券や楽天証券などのネット証券ならオンラインで手続きできる。の購入には新NISAの「成長投資枠」を活用すると、配当や売却益にかかる税金は非課税となるのでおすすめ。

(2)優待銘柄を購入

 各銘柄の「権利確定日」に主であることが絶対条件。購入に必要な資金(価×購入単位100)を投じ、その権利確定日に間に合うようを購入する。購入前に証券会社の無料サービスを使い、売上高や営業利益などの業績推移を要チェック!

口座を開くと証券会社の各サイトで実績を簡単にチェックできる ※写真はイメージです
口座を開くと証券会社の各サイトで実績を簡単にチェックできる ※写真はイメージです
【写真】物価高の今ほしい!プロおすすめの“食料品優待”10銘柄

(3)優待品が届く

 権利確定日後、2~3か月程度経過してから自宅に優待の品が届く。すぐにもらえるわけではないので、焦らず待とう。企業によってはホームページなどで優待の発送日をお知らせしているところも。

大手チェーンの食事券も狙い目!

すかいらーくホールディングス〈3197〉21万円→12月末日/6月末日

「食料品のほか、外食企業の食事券(割引券)の優待品もおすすめですよ」と安部さん。

 例えば、すかいらーくホールディングスの場合、100保有で年4000円分の食事券がもらえる。年数回のランチなどに使えるわけだ。

※銘柄情報は2024年8月18日時点。 ※紹介した銘柄は情報として参考にしていただき、最終的な投資決定はご自身でお願いします。

安部智香さん●証券会社に勤務後、結婚を機に退職し、ファイナンシャルプランナーや資産アドバイザー(IFA)の資格を取得。自身でも株式投資で資産運用を行う。
安部智香さん●証券会社に勤務後、結婚を機に退職し、ファイナンシャルプランナーや資産アドバイザー(IFA)の資格を取得。自身でも株式投資で資産運用を行う。

安部智香さん●証券会社に勤務後、結婚を機に退職し、ファイナンシャルプランナーや資産アドバイザー(IFA)の資格を取得。自身でも投資で資産運用を行う。


取材・文/百瀬康司