生理バカにしてるの?

 SNS上には下のような批判的な意見が寄せられている。

プリクラ写真のイメージ画像(ツムラのイベント公式サイトより)
プリクラ写真のイメージ画像(ツムラのイベント公式サイトより)
【写真】「これじゃあ伝わらない」生理イベントで撮るプリクラ写真のイメージ

《「ちょっと生理いま邪魔しないでよ」っていうイベントタイトルに違和感、生理バカにしてるの?》 《生理への理解を進めたいという意図なんだろうけど、これじゃ生理自体が軽視される》 《プリクラじゃ生理痛は伝わらないでしょ》 《何このプリクライベント 生理中だからなおさらムカツク なんで痛いこと強調されないといけないわけ センスない》 《生理をちゃかさないで》 《このモデルの子、痛そうじゃないし。プリってなんなん》

生理はSDGsの目標のひとつである『ジェンダーの平等の実現』と深くかかわっていますし、新型コロナウイルスの感染拡大による家計の困窮によって注目された『生理の貧困』という問題もあるので、ここ数年、いろいろな場面で取り上げられています。

 たとえば、NHKの朝ドラ『寅に翼』では、伊藤沙莉さん演じる主人公の寅子が、生理が人より重いせいで布団から起き上がれない様子がたびたび描かれて話題になりました。ツムラも『生理のつらさを、我慢しなくていい社会へ』をテーマに取り組んでいる『#One More Choiceプロジェクト』の一環として今回のイベントを企画したようです」(全国紙社会部記者)

 生理はたしかに大事な問題。ネット上にはツムラを擁護するコメントも多数投稿されている。

《ツムラの生理のやつ、リリースがまだPDFで残ってるのでみてきた。すごく真剣に取り組んでる感じがした。タイトルだけミスったんだな》 《男性にもわかってもらえるいい機会だと思ったから残念》 《中止のニュース見て初めて知った 別にやればいいじゃん 何が問題?》 《一部の声でなんでもかんでも中止にしてたら何もできない》 《妻を見ていると生理って本当に辛そうだなと思うのでそういった認知が広まればいいなぁとは思うのだが、今回イベントのネーミングがなぁ…》

 ツムラは、今回のイベントは中止するものの、このプロジェクトの活動は続けていくとしている。次はイベントのタイトルにも細心の注意を払ってほしい。