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「ランドセルを置いたまま家に帰ったことがあって……」
11月21日、自身の母校である愛知県瀬戸市の效範小学校をサプライズ訪問した藤井聡太七冠。学生時代のうっかりエピソードを披露し、小学生たちの笑いを誘った。
そんな親しみやすい雰囲気の藤井七冠だが、将棋界では他の追随を許さないほど圧倒的な快進撃を続けている。
「2016年、史上最年少の14歳2か月でプロ入りして以降、数々の記録を打ち立ててきました。プロ棋士が参加する大会を棋戦といい、中でも特に格式が高い8つの大会をタイトル戦と呼びます。藤井さんは昨年8つすべてのタイトルを獲得し、1996年の羽生善治さんによるタイトル独占以来の偉業達成となりました。今年6月にタイトルを初失冠しましたが、それでも七冠を保持しています」(全国紙文化部記者、以下同)
輝かしい才能にあふれる22歳の藤井七冠。そんな彼を守ろうと、日本将棋連盟は躍起になっているという。
“好きな女性のタイプ”を質問
「タイトル戦が終わると、称号を獲得した棋士が会見に臨みます。その会見は日本将棋連盟が取り仕切っているのですが、藤井七冠の会見には、ほかの棋士のときよりも大勢の連盟関係者が立ち会うんです。そして、おかしな質問がないよう圧をかけるような雰囲気で……。記者たちは“好きな女性のタイプ”といった、藤井七冠のプライベートに迫る質問もしたいのですが、将棋に関係のない質問はほとんどできません」
藤井七冠を守ろうと必死なのは、将棋連盟だけではない。