そのためには、3つのポイントがある。

「まずは頬のツヤです。老け見えの最大の原因は肌からツヤがなくなること。正しいスキンケアを続ければ、ツヤ感は取り戻せます。次にメイクはとことん丸みを意識して健康的な印象に見せること。

 最後にヘアケアです。年齢による髪質の変化やボサッとヘアを放置すると、清潔感が失われてしまい、一気に老けて見えます」

頬のツヤアップでマイナス10歳肌

 肌のツヤ感をアップするには、毎日のスキンケアの見直しが必要。

「雑誌で取材した美肌女性のみなさんに共通していたのは、化粧水の量が多かったこと。高い商品をケチケチ使うより、安くてもたっぷり使ったほうが、肌質がやわらかくなります」

 乾燥が気になる場合は、朝晩に、2度づけ3度づけがおすすめ。化粧水を肌になじませたら少し時間をおき、さらに重ねづけしていくことで潤うという。

「そのような時間がとれない場合は、フェイスシートがおすすめ。貼る時間は5分ほどでいいので、習慣にするとしぼんだ肌がよみがえってきます」

あか抜け前、43歳ごろの天野さん 画像提供/天野さん
あか抜け前、43歳ごろの天野さん 画像提供/天野さん
【写真】「若々しさは取り戻せる」あか抜け前、43歳ごろの天野さん

 また、化粧水や乳液のつけ方にもコツがある。

ズバリ、中高年女性におすすめなのは『だらっとケア』です。ソファやイスの背もたれに身体を傾け、あごを上げた状態で化粧水や乳液を下から上に持ち上げるように肌になじませます。

 肌はうつむいたり下向きに力を加えるとたるむので、うつむいてパパッと化粧水をつけている方は、ぜひこの方法を試してください

 お風呂上がりにテレビなどを見ながら、リラックスして行うのがおすすめだそう。

「サロンでエステティシャンにお手入れをしてもらっているイメージで、焦らずゆっくりと時間をかけてやってみてください」