広瀬アリス、SHIHO、カズレーザーらの睡眠前のストレッチ、呼吸法、運動で快眠に

 女優の広瀬アリスが寝る前に行うのはヨガ。寝る前に動画を見ながら10分程度だというが《肩とか股関節を軽くほぐすだけで、気持ち良くうとうとできる》、とその効果の高さをたびたび語り、自身の元気の秘訣だとしている。

「肩甲骨まわりや首がこっていると交感神経が優位に。寝る前にきちんとほぐしてあげれば、副交感神経がうまく働きやすくなり、自然と良い眠りが促されます」

 とヒラノさんも絶賛するほど、たった10分でもメリットが大きいようだ。

 同様に、副交感神経に働きかける就寝前ルーティンを行っているのがモデルのSHIHO。30歳を過ぎたころから《美容と健康に関しては、いい睡眠がとれているかいないかですごく変わる》と感じ始め、就寝前に《おなかをへこませながらゆっくりと深呼吸を繰り返す》呼吸法を取り入れるようになった。「自分でコントロールするのが難しい自律神経だが、腹式呼吸は副交感神経を優位にするのに有効」とヒラノさんが指摘するとおり、SHIHO自身も寝る前の深呼吸で《だんだん身体がリラックス》するのを感じているという。

 一方、ハードな運動を課しているのが高学歴芸人としてクイズ番組や情報番組に引っ張りだこのお笑いコンビ「メイプル超合金」のカズレーザー。その入眠習慣は独特で、《ヘトヘトに疲れれば人間は寝るだろうと思って、寝る前にめっちゃ運動する》のだという。ただし、本人も《寝る前に刺激的なことは良くないって言われるけど》と理解しているとおり、やはり「避けたほうがよい」習慣だとヒラノさん。

「寝る前に頑張って運動をしてしまうと交感神経を刺激するだけでなく、脳や内臓などの深部体温が下がりづらくなるので、寝つきが悪くなります。“ちゃんと眠れている”と思っていても、実は眠れていない場合も」

 激しい運動はよくないとわかっていながら《合っているから続けている》というカズレーザー。たとえ“思い込み”であっても睡眠の質を高め、キレキレの頭脳の維持に役立っているのだとしたらそれも“正解”なのかも?

<取材・文/河端直子>