目次
Page 1
ー LGBTQ +の人たちが登録できる結婚相談所
Page 2
ー ショーパブで働くトランスジェンダー女性の光と影
Page 3
ー 母親からは「どんなあなたでもいい」の言葉が
Page 4
ー 普通に結婚したと親は思っている

 LGBTQ+という言葉を、最近メディアなどでよく聞くようになった。

 世界の中には、同性婚を認める国も出てきている。日本では認められていないが、同性同士のカップルを対象とした『パートナーシップ制度』を導入する自治体が近年増えてきた。これは、同性カップルに対して、婚姻と同等である証明書を発行する制度だ。

 これによって、公営住宅への入居が認められたり、病院で家族として扱ってもらえたりする。しかし、自治体によって制度や考え方が一律でないため、別の自治体に引っ越すと法的な効力が失効し、引っ越し先の自治体で新たな証明書を取り直さなくてはいけない場合が多い。

 世界中でジェンダー平等が叫ばれているが、日本の対応はまだまだ遅れているのが現状なのだ。

LGBTQ +の人たちが登録できる結婚相談所

 そんな中で、こうした性的マイノリティーの人たちが登録、公的証書を提出し、正式なお見合いを通じて生涯レベルのお相手探しができる結婚相談所の団体がある。

 それが、一般社団法人日本LGBTサポート協会(以下、LGBTサポート協会)だ。理事である松村寿代さんに話を聞いた。