アナログ派のままではポイントがムダに……
ナンバーの管理に加え、セキュリティー面で重要なのが明細書のチェック。だが、ここで意外と大きく損しているシニアも多いという。クレジットカードの不正利用を見逃さないためには自身の利用明細の定期的な確認が必須だが、いまだに紙の明細を利用していないだろうか。
「紙の明細書は近年有料化が進んでいます。ウェブ上の明細に切り替え、パソコンやスマートフォンでチェックすべきです。”紙で見ないと不安だから”と紙の明細書のままだと、月200円前後の手数料がかかって年間2400円余りの負担に。コツコツ貯めたポイントがムダになってしまいます。ネット操作が苦手な場合は、お子さんなど家族にウェブ明細をプリントアウトしてもらい確認を」
いざクレジットカードを作ろうとする際、「自分の年齢や収入で作れるのか不安……」という人もいるだろう。
「審査基準を満たせばシニア層でもクレジットカードを保有することは可能です。年齢は18歳以上が一般的で、年収は安定した収入があればOKというカードも。年金も安定収入にあたるため、高齢や年金受給者だからといって諦める必要はありません」
菊地崇仁さん
ポイント交換案内サービス「ポイ探」の代表。100枚超のクレジットカードを保有・利用し、信用できる情報提供を目指している。クレジットカードの専門家としてテレビ、雑誌、ウェブなどのメディアで活躍中。
ポイント交換案内サービス「ポイ探」の代表。100枚超のクレジットカードを保有・利用し、信用できる情報提供を目指している。クレジットカードの専門家としてテレビ、雑誌、ウェブなどのメディアで活躍中。