「犯罪行為に該当する可能性が」
Xでは、《#八代亜紀さんの尊厳を守れ》といったハッシュタグが拡散。発売中止を求めるオンライン署名も行われている。
この声が届いたのか、追悼CDの予約を受け付けていたタワーレコードやAmazonのサイトでは、商品情報が載っていたページが削除。流通会社も取り扱いを中止した。
「現在は『ニューセンチュリ―レコード』から直接購入する“直販”での取り扱いのみになっているようです。リベンジポルノ法に抵触する可能性も指摘されています」(スポーツ紙記者)
『ニューセンチュリーレコード』は4月10日、インスタグラムにこう投稿している。
《全ての権利が当社にある以上どこのどなたのイヤガラセを受けようとも受けて立つ所存ですし問題の写真類一式を買い取って頂ければお譲りする方針です》
写真を買い取る以外は、何があっても発売をする姿勢を崩さない。
これは犯罪行為にならないのだろうか。
リベンジポルノなどのトラブルに詳しい服部啓一郎弁護士に話を聞いた。
「仮に直販でも販売を行った場合には、リベンジポルノ法で処罰される犯罪行為に該当する可能性があります。リベンジポルノ法では、本人の承諾なく性的な画像を、不特定または多数に公表することを禁止しています。今回の場合は、フルヌード写真ということですから、性的な画像であるということは間違いないはずです。
また、音楽ディレクターで交際相手だった男性と八代さんとの間で撮影された個人的な写真であったことを考えると、公表されることを生前に承諾している可能性は低いでしょう。さらに、直販で申し込みをしてきた不特定あるいは多数の人に販売をするわけですから、処罰の対象となりえると考えます」(服部弁護士、以下同)