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ー スシロー万博店 特有の“ミニゲーム”

 

《万博1ミリも興味なかったけれど、これは面白い》

 4月13日から開催している大阪・関西万博。QRコードでの入場やパビリオン観覧の事前予約制など、『並ばない万博』を目指しているが、初日から入場ゲート周辺では来場者が長時間待たされる事態に陥るなど、カオスな状況が発生した。

「初日の来場者は約12万人でしたが、入場まで2時間ほどかかっていたのです。日本博覧協会によると、携帯通信がつながりにくくなり、QRコードの表示に時間がかかる人が出ていたそうで、『並ばない万博』には程遠い状況でした。

 会場内の飲食店でも長蛇の列ができており、回転寿司チェーン『くら寿司』で、なんと8時間待ちの状態。別の回転寿司チェーン『スシロー』でも、午後1時半すぎに『279組待ち』となり、長蛇の列ができていました」(スポーツ紙記者、以下同)

 200組を超える顧客が殺到した『スシロー未来型万博店』。この店舗では定期的に “あるイベント”が行われている。

スシロー万博店 特有の“ミニゲーム”

「万博店では、デジタル上でおすしの回転レーンを体験できる『デジロー(デジタル スシロービジョン)』を全席に設置してあります。このデジローを使用して、水産資源の課題や持続可能な取り組みについて楽しく学べる『UNI CATCH GAME(ウニキャッチゲーム)』という万博店限定のミニゲームが定期的に開催されるのです。

 ミニゲームは全テーブル参加型で、パネル上に表示されるウニをタップし、ポイントを稼ぐというもの。タップしたウニの数に応じて、ポイントが加算されていきます。上位5位までに入れば、オリジナルグッズが貰えるそうですよ」

「スシロー未来型万博店」のメニュー(公式サイトより)
「スシロー未来型万博店」のメニュー(公式サイトより)

 Xでこのミニゲームの様子を撮影した投稿が注目を浴びた。

「このミニゲームはゲームの特性上、ひとりで来場した方が優勝するのは難しいとされていますが、投稿主はスシローの店員が“僕が味方になります!”と一緒にゲームに興じてくれたそうです。投稿主によると、事前にゲームに勝つコツなどを店員に聞いていたそうで、それもあってか、手伝ってくれたのではと推測していました」

 該当の投稿に対し、ネット上では

《これのために万博行きたい》
《万博1ミリも興味なかったけれど、これは面白い》
《店員さんノリ最高(笑)万博行く理由になる》
《味方になります!はアツすぎる》

 など、店員との“共闘”に湧く人が多数。

「顧客のことを思っての行動だったのでしょうが、こうした行為が話題になってしまうと、今後万博店に訪れた顧客から“ミニゲームに参加してほしい”という要望が多発することもあり得ます。そうした要望に応えるか否かはお店の混み具合によっても変わるのではないでしょうか。タイミングによって、対応可否が変わることは好手とは言えないようにも思えます」(前出・スポーツ紙記者)

 スシローにミニゲームの開催頻度など、ミニゲームに関する質問状を送ったが、期日までに回答はなかった。

 スシロー目当てに万博を訪れる人はいるのだろうかーー。