《私はずーっと好きな事をして来た。これからは妻も、自分のやりたい事をやってもらいたい。そういう事で、子育て卒業、結婚生活卒業、卒婚》
’13 年11月にブログで長年連れ添った妻との"卒婚"を発表した、ものまねタレントの清水アキラ。
「それまで一家で住んでいた都内の家は売却。息子たちが出ていったから広すぎるし、残しておくことで、将来的に家族の不和の原因になるかもしれないと気にしたそうです」(スポーツ紙記者)
それ以降、妻は東京の賃貸マンションに母親と残り、清水は実家のある長野と東京を往復する生活。しかし、最近になってこんな話が。
「新たに都内で豪邸を購入したそうです。奥さんたちだけでなく、次男も一緒に暮らしていると」(芸能プロ関係者)
さっそくその場所を訪れてみると、1つの門の中に3つの家が隣り合って立っている。すべて清水家のものだというが、一家が集結したとなれば、これはもう"卒婚"をやめたということだろうか。そこで清水本人に話を聞くと、明るくこう答えてくれた。
「昨年の夏ごろ、次男がそろそろ結婚するから高層マンションを買うと言いだしたんです。だけど、都内だと駐車場や家賃が高いじゃない。そのときにたまたま、この家が売り出されていて。行ってみたら敷地内に車が8台も止められるの。それでまとめて3軒買っちゃったんです」
実は以前、本誌のインタビューで《自分の死後、家族にいっさいの争いごとがないようにしたい》とも語っていた清水。3軒買ったのも、3人の息子たちにそれぞれ1軒ずつ残すことを意識したからだ。
「平等に渡した後は、住みたくなければ売ってもいいしね。そこまで考えて買い手がつきにくい2世帯住宅は避けて、戸建てを選んだんです」
とはいえ、父が"与えた"わけでなく、息子たち3人もお金を出し合い、みんなで購入したのだという。
「将来、孫が生まれたら、この距離ならすぐに預かれるじゃない。私が家を離れているときに誰かが女房の近くにいてくれるのも安心だしさ。週に1回くらいはみんなで集まってご飯も食べられる。この形なら無理なく"家族"でいられると思ったんです」
長野の実家には真夜中に思い立ち、パジャマのまま車で向かうことも。ただし、最近はあまり行けていないそうだ。
「実家は自分でいろんなとこころを改築してきたんだけど、そろそろ完了しちゃうんだ。だから今度は"ものまねクラブ"を都内に開こうと計画しているんです。支えてくれるスタッフのためにも次の"段階"を作っておきたいなと思って。毎日やることや考えることがあって楽しいですよ」
こういった生き方ができるのも「妻のおかげ」と感謝の気持ちも忘れない。ただ、ひとつ注文もあるそうで……。
「たまに言い方がキツイときがあるんだよね。このあいだも"髪の毛が湯船に浮いてたけどちゃんと洗い流した?"と言われちゃってさ(笑い)。でも昨日、イビキかいている姿がかわいくて思わずおでこにチューしちゃったよ」
家族の形態に合わせて暮らし方も変えていく。マネしてみたい生き方だ。