あの病気を狙い撃ちする注目食品
身近な食品でコワーイあの病気が予防できるとあれば、試さない手はない。スーパーやコンビニ、花屋さんなどでたやすく手に入る、5つの食べ物・飲み物をピックアップ。
■「アロエ」が糖尿病患者の血糖値を下げる
便秘や二日酔いにも効果ありと言われるアロエベラ。食用アロエベラを食べると、空腹時血糖値とヘモグロビンA1cが下がると米国のメディカル・センターが報告。
糖尿病にかかっている人、またはかかったことのある人のデータを用いて分析したため、予防だけでなく糖尿病治療中にも有効かも。ただし、砂糖が入ったシロップ漬けのアロエベラはNG。生を入手して食べよう。
■「温州みかん」を食べると糖尿病になりにくい
1日に3~4個の温州みかんを食べる人は、あまり食べない人に比べて糖尿病のリスクが57%減ったと浜松医科大学のチームが発表。脂質代謝異常の発症リスクも34%軽減されたそう。
温州みかんに含まれる色素成分に脂肪細胞の機能を正常化する働きがあり、リスク低下につながるのではないかと考えられている。
■「大麦」を食べれば心血管病、糖尿病予防に
1日3食、85gの大麦を食べれば、たった3日で血糖値やインスリンの値が改善されるとスウェーデンのルンド大学が報告。
大麦に含まれる特有の食物繊維が腸内の善玉菌を増やし、食欲や代謝に関わる重要なホルモンを分泌するとしている。大麦(押し麦)入りのごはんや大麦粉入りのパンで食べれば摂取しやすい。
■1日に1~2杯の「コーヒー」で大腸がんを予防
ポリフェノール効果でコーヒーブームが来ているが、さらに1日たった1~2杯でも大腸がんの発症リスクが26%低下すると、米国南カリフォルニア大学が報告。
1日に2.5杯以上のコーヒーを摂取すると発症リスクはさらに低下し、50%になるという。ポリフェノールだけでなく、結腸の運動を促進する物質も含まれるとか。
■「ブロッコリー」で認知症リスクとされるうつ病を予防
ブロッコリーに多く含まれる『スルフォラファン』という物質がうつ病を予防、再発リスクを低くすることが千葉大学と東北大学の研究で明らかに。
うつ病にかかった人は認知症のリスクも高い傾向が。ブロッコリーのなかでも、特にスプラウト(新芽)には高濃度のスルフォラファンが含まれている。