9月の定例会見でSMAP出場を熱望していたNHK籾井勝人会長。「ジャニー喜多川社長にお話しすればいい」と自らの“出馬”に息巻いていたが、10月には「時期的に私が出ていっても、まったく“あたり”がないということもありますし」とトーンダウン。「しかるべき人にお願いする」と、担当者に一任する意向に切り替えた。

「紅白“人事”に影響力を持つと言われるのはジャニーさんではなく、メリー喜多川副社長、そして嵐らを担当する娘のJ副社長です。複雑な事情を知らずに発言した会長のスタンドプレーに、制作スタッフらは大慌てだったといいます」(芸能レポーター)

 それもそのはず、一連の解散騒動はメリー副社長が昨年1月の『週刊文春』で、《(J副社長と)対立するならSMAPを連れていっても今日から出て行ってもらう》と、I元マネージャーを糾弾したことから始まった。籾井会長の彼らを特別扱いした“KY発言”は、現場の苦労をすべて台無しにしかねなかった。

「例えば、“J派”タレントの次期大河ドラマ出演、音楽番組、はたまた'20年『東京五輪・パラリンピック』関連番組の起用など、SMAPを出場させるための交渉材料を内々にそろえていたことでしょう。でもまあ、メリーさんの態度も軟化しているとは聞きますが」(芸能プロ幹部)

 一連の騒動で、ジャニーズ事務所のさわやかなイメージも大きく損なわれてしまった。

「ネット上でのメリーさんの叩かれ方は目も当てられないほど。次期社長の座に就く娘のためにも、イメージ回復を理由にして一夜限り、SMAPを歌わせることもありえます」(前出・芸能プロ幹部)