市場では見た目がよく年収がいい男性がひとり勝ち
年収800万円、上場企業勤務の男性(43)は言う。
「女性の年齢は35歳までで区切っています。できれば20代がいい。結婚してすぐに子どもができるわけではないし、できなかったら不妊治療をするかもしれない。そう考えたら子どもを産める女性の年齢に幅があったほうがいいですから。恋愛するならだんぜん美人がいいけれど、結婚となると見た目は多少譲歩しても、若いほうがいいんですよ」
近年の結婚相談所の登録者数を見ると、6対4で女性が多い。最近は、それが7対3に広がってきている。
なぜここまで広がってしまったのか。年収の少ない非正規雇用の男性は雇用形態や年収を明かさないといけない婚活市場では相手にされないだろうと、はなから参入してこない。一方、恋愛よりも趣味を謳歌し自分の時間を大事にしたいという草食系の男性は結婚に興味を持っていない。
今のお見合い市場では、3〜4割の中でも見た目がよく年収がいい男性がひとり勝ちの状態だ。申し込みが殺到し女性を選びたい放題。先にも書いたがいくらでも選べる状況では、「もっといい人が出てくるのではないか」と、婚活ジプシー化してしまう。
アラフォー女性たちは婚活の厳しさに直面し現実を知るのだが、決まったようにこう言う。
この気持ちがまた彼女たちを結婚できない方向へと向けている。さらに彼女たちには共通した特徴がある。男性を減点法で見てしまうのだ。