「美智子さまとしては、雅子さまに次の皇后として、園遊会という重要な行事に出てもらいたいお気持ちが強かったからだと思います」
と話すのは、皇室を長年取材するジャーナリストで、文化学園大学客員教授の渡邉みどりさん。
「そもそも美智子さまは以前、迎賓館で行われる国賓の歓迎行事の際の女性皇族の服装を、和装から洋装に簡素化されたことがありました」
渡邉さんがそう指摘するように、陛下とともに美智子さまは、皇室の守るべき伝統は守りながらも、“新しい風”を吹かせてきている。
その姿勢は、数年以内に新しい皇后となる雅子さまへの「思いやり」にもなっているようだ。
「ここ2回連続で、雅子さまは園遊会に参列されているので、和装だから不参加にならないよう自信をつけてもらうお考えもあったのではないでしょうか」(渡邉さん)