あの人と間違えられることが多い
俳優業だけでなくシンガー・ソングライター、文筆家としてもマルチな才能を発揮し、
「実家は青果店を営んでいますが、両親はジャズに精通していて、お父さんはピアニスト、お母さんはボーカリストだったそうです」(音楽誌記者)
両親のDNAを受け継いで、中学1年生から音楽活動をスタート。'00年には高校の同級生と先輩を誘って音楽バンド『SAKEROCK』を結成した。
所属事務所を訪れたときには、こんなエピソードが。
「同じようにギターを弾くスタイルの高橋優さんと間違えられることが多かったんです。事務所内を歩いていて、“高橋さん、高橋さーん”と呼ばれても振り返らない星野さん。スタッフは彼を追い越して、星野さんだと確認してもスルー。名前を覚えられていないのかと、彼は悲しそうな顔をしていたそうですよ」(芸能プロ関係者)
'10年にソロデビューすると、リリースする楽曲が次々とヒット。昨年には『NHK紅白歌合戦』に初出場を果たしている。
「女性記者はみんな星野がお目当てでしたね。リハーサルのとき、ゴールデンボンバーと一緒にふざけて『ひげダンス』を踊っていたのが印象的です」(スポーツ紙記者)
そんなお茶目な一面もあるが、『逃げ恥』の主題歌『恋』はiTunesのヒットチャートで初登場から27週連続1位をキープ。ほかのアーティストに楽曲も提供するなど実力も折り紙つきだ。今年の『紅白』出場も決まった。
俳優活動のルーツは、
「中学生のときに、音楽活動と同時に俳優活動を開始。'03年の舞台『ニンゲン御破算』へ参加したことがきっかけで、『大人計画』に所属しました」(舞台関係者)
舞台や映画、ドラマの出演も増えて、俳優としての道を一歩一歩、着実に歩んできたが、
「'12年にくも膜下出血を発症し、活動休止せざるをえなくなりました。しかし翌年、復帰後に主演した映画で、その年の映画賞・新人賞を総ナメにしました。現在は『逃げ恥』以外にもNHK大河ドラマ『真田丸』に出演し、内野聖陽演じる徳川家康の息子で2代将軍・徳川秀忠を演じていて、評判がいいですね」(映画誌記者)