美智子さまが学ばれた聖心女子大時代の同級生たちもお見合いが多かったようで、
「“恋愛結婚”だったのはミッチだけだった」
と言われているそう。
美智子さまにあった別の男性との秘話
そんな婚約までの陛下の「恋」と「熱意」がクローズアップされることは多いが、美智子さまと別の男性との“逸話”があったことはあまり知られていない。
「美智子さまには、陛下とのご結婚より前に“ボーイフレンド”的な存在の男性がいたようです。私の親戚筋から、“殿下(現在の陛下)に俺の大事な彼女を持っていかれた”というぼやきを聞かされたことがあります」
そう告白するのは、学習院高等科時代に陛下と机を並べていた安保日出男さん。
安保さんは、明治期に海軍の創設に尽力した軍人で、華族(男爵)の位に叙せられた安保清康を曽祖父にもつ現役のコントラバス奏者だ。安保さんが続ける。
「両陛下のご成婚より前ですが、私の兄が陛下と学習院の同級のAさんの姉と結婚することになりました。たしか、ふたりの結婚披露宴のときだったと思いますが、Aさんの運転で私を送ってくれたときのことです。
“正田美智子さんというテニスで知り合ったガールフレンドがいたのだけど、殿下に紹介した途端に、殿下が一緒にテニスをやりたがって……”と残念そうに話していた記憶があります」
そのとき、安保さんは美智子さまの存在を知らず、陛下との結婚話が進んでいたことも知らなかったので、あまり気にとめなかったという。
「その後、おふたりの結婚が決まり、同級生などが当時のお住まいに招待されました。
そのとき初めて、美智子さまにお目にかかりましたが、こんなきれいな女性のことだったのかと驚いたことを覚えています。
陛下がひと目惚れされるのも無理はないと思います」
Aさんは財界の実力者の長男で、高校まで学習院だったが大学は別の学校に進学。
夏場は、軽井沢で過ごしてテニスをしていたので、陛下との交流も続き、美智子さまとの接点も生まれたようだ。